予備校リレーコラム

予備校の夏期講習活用法

2019.06.18

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河合塾
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  • 大学入試は知識の定着だけでは受からない
  • 入試で求められるものを知ることから始めよう
  • やる気に満ちた場の雰囲気も学力アップには重要

まずは入試を知ることから始まる

大学入試が大きく変わり、これまでのように知識とその活用力だけでなく、論理的思考力やその考えを発信する力が求められるようになってきています。

知識の定着と活用についてだけなら、自分で教科書や参考書・問題集などを活用して家庭学習で身につけていくことができます。最近では自学自習アプリなどの活用もあるでしょう。多くの高校生が入試対策学習を計画する際には、この「知識の定着」と「活用」の部分から始める人が多いのではないでしょうか。しかしながら、それだけではこれからの大学入試を突破することはできません。特に難関大や主要大学といわれる大学を目指す場合はなおさらです。これからの大学の入試では、出題者が求める条件に沿って自分の考えをまとめ、それを表現する力が求められます。そのような学力の養成は、自分一人の学習だけではなかなか身につけることが難しいのが現実です。

テキスト
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ポイントは入試逆算型

入試対策学習の大きなポイントは、最終的に入試問題で合格点を取れるようになるための学習であるため、入試逆算型で学習計画を立てなければならない点にあります。入試で求められているのはどのような力で、それをどのように身につけていけばよいのか、まずはそれを知ることが重要です。それを得意とするのが大学入試に精通した予備校の授業です。高校生が予備校の夏期講習を受講する目的の1番目に来る点だと思います。

予備校の夏期講習には、入試レベルの問題の解説を通じて、各学年の夏にやっておくべき学習の指針を示してくれる講座がレベル別に設置されています。実際の入試問題でどのような力を問おうとしているのか。そのためには今何をやらなければならないのかの学習指針を示していきます。特に、現在の高校1.2年生の受験する2020年度に始まる入試からはこれまで以上に記述力・論述力が問われることになりそうです。それらの養成には時間がかかるため、今までより早くに入試対策学習をスタートさせる必要があります。そのきっかけとして予備校の夏期講習を活用するとよいでしょう。

自信とヤル気を高めるために

高校生が予備校の夏期講習を受講するもう一つの目的は、その独特の雰囲気の空間に身をおくことで、やる気と自信を身につけることです。

入試対策学習は、難しい問題を解くための学習ですので、自分ひとりでは自信を失いやる気が続かなくなることがあります。そんな時、難しい問題をわかりやすく解き明かし解説してくれる予備校講師の授業を受けることで、自然と自分にも解法のセンスが身につき自信がわいてきます。また、自分と同じようにがんばっているライバルたちのやる気に満ちた空間に身をおくことで、自分自身のやる気も高めることができます。このように、予備校の夏期講習の受講や自習室での学習を夏休みの学習のペースメーカーとして活用することも、夏の学習を成功させる方法の一つだと思います。

(福永就夫・進学教育事業本部長)
授業風景
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*参考 夏期講習に関する河合塾情報サイト
河合塾 夏期講習 

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