小論文は新聞で攻略!

まだ間に合う!小論文対策 入試に出そうな記事(重要ニュース、経済編)2019年4~9月期

2020.02.19

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EduA編集部
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2020年度大学入試はいまが佳境です。新聞記事を使った問題は小論文に限らず、国語や英語でも毎年出題されています。朝日新聞EduA編集部は、過去の出題傾向をもとに、入試に出そうな2019年4~9月期の記事をセレクトしてみました。
第1弾は重要ニュースと経済・商学部で出そうな記事をそれぞれ紹介します。最後の総復習として、この機会に読み返してみてください。

(記事タイトルと日付は東京本社発行紙面のものです。リンク先の記事全文を読むには「朝日新聞デジタル」の有料会員登録が必要です。ご了承ください)

重要ニュース編

元号が平成から令和に

2019年4~9月期の最大の国内ニュースと言えば、平成から令和への改元です。社会現象にもなりました。入試によく出る(天声人語)(耕論)から3本、ご紹介します。

(天声人語)万葉人の心 4月3日付

(耕論)新時代・令和 これからの天皇像 森暢平さん、観世清和さん、辛酸なめ子さん 5月2日付

(耕論)令和フィーバー、なぜ 辻田真佐憲さん、石田英敬さん、鈴木謙介さん 5月23日付

新紙幣の発表

20年ぶりとなる新紙幣のデザインが決まりました。受験生のみなさん、1万円、5千円、千円の新たな顔ぶれは大丈夫ですよね? (天声人語)は1万円札の「ヒゲ」の話題です。

(天声人語)20年ぶりの新紙幣 4月10日付



「ゲーム依存」、疾患として認定

小論文のカリスマ講師、代々木ゼミナールの船口明さんイチオシのニュース。2019年5月に世界保健機関(WHO)がゲーム依存を疾患として正式決定しました。

スマートフォンやゲーム長時間やり続けることの健康面への影響は、学部・学科にかかわらず、ここ数年、よく出題されています。日本で初めてネット依存症の専門外来を立ち上げた、国立病院機構久里浜医療センター・樋口進院長のインタビューがこちらです。医学部や看護学部の志望者以外でも、読んでおくといいかもしれません。

ゲームに没頭、眠れない…「病気」かも? 診断や治療は 9月8日配信



G20首脳会議@大阪

大阪で開催されたG20首脳会議。(社説)を2本紹介します。1本目「秩序の形成に貢献を」は、テーマがコンパクトにまとまっているのでニュースの復習になります。

注目の「プラごみ対策」について触れたのが2本目。2050年までに海に流れ込むプラスチックごみをゼロにするという合意が成立しました。2019年度入試でも複数の大学でプラスチックごみに関する記事が出題されています。

(社説)G20の役割 秩序の形成に貢献を 7月1日付

(社説)プラごみ対策 安易な焼却は許されぬ 7月31日付



参院選で2人の身障者が当選

大学入試では政治色の強い記事はほとんど出ませんが、2019年の参院選は要チェックです。れいわ新選組で初当選した2人には重い身体障害があり、参議院の本会議場は急きょ、バリアフリー化されました。

2本目の記事は、「障害者と政治」という連載記事です。障害者の政治参加の歴史を振り返りながら、日本の課題を知ることができます。特に看護・保健、医学部志望の受験生は筋萎縮性側索硬化症(ALS)の関連記事もチェックして、自分の考えをまとめておくとよさそうです。

(天声人語)議事堂という鏡 7月23日付

(障害者と政治 れいわ議員誕生から:下)当事者の声、心の壁壊す原動力 9月5日付



経済編

経済記事は大きなニュースが多く、国際的な記事も豊富です。金融、経営、貿易、労働問題など分野も幅広いですが、過去の入試を分析すると、「働き方改革」や雇用などの労働関係と、消費税など日常の暮らしに関わりの深い経済ニュースの2分野に偏っています。

また、経済ニュースは変化が速いため、入試では新しい記事が使われる傾向にあります。経済・商学部を志望する受験生は最新ニュースのチェックが欠かせません。

コンビニエンスストアの24時間営業

生活に身近な存在のコンビニ。近年、労働力不足や「働き方改革」の点から加盟店と本部の関係にも変化が見られます。(耕論)は社会におけるコンビニの役割の変化がよくわかります。ちなみに、この見出し。「バブル世代」ならピンと来る、あの有名CMのパロディーですね。

(耕論)24時間、店開けますか 田矢信二さん、三浦展さん、西郷真理子さん 4月10日付

(社説)コンビニ本部 時代に即した改革を 6月24日付



就職とロストジェネレーション

新卒の大学生の就職率は97%超と「売り手市場」が続きますが、入社3年以内に約3割が会社を去ります。なぜでしょうか? 3人の論者が持論を展開します。

(耕論)石の上にも三年、古い? 北野唯我さん、斎藤由香さん、常見陽平さん 5月28日付

1993年から2004年ごろに大学を卒業した世代は「就職氷河期世代」「ロストジェネレーション」と呼ばれ、いまも不安定労働や低賃金にあえいでいます。国も30万人の公的支援に乗り出しました。ロスジェネが生まれた背景を述べ、解決のための手段を提案しています。

(記者解説)ロスジェネ、凍る世代 「昭和型」脱し、社会のあり方再考を 編集委員・真鍋弘樹 6月17日付



消費税の税率アップ

参院選の争点の一つにもなった消費税。各党の主張には、消費税のあり方そのものを問う内容も含まれています。税率の引き上げは2019年10月からですので、入試に使う記事としてはギリギリのタイミングですが、生活に直結する消費税は入試問題でも扱いやすい題材。テイクアウトで8%、でもイートインなら10%。その複雑さも話題となりました。エコノミストによる2本の(考論)は必読です。

リスク抱え、消費税10%へ 2度延期-政権、使途変更 参院選 6月22日付



米中対立と世界経済

最後の2本は難関私大国立大向けです。金融や貿易関係の記事を課題文で出す大学は少ないですが、富山大・経済〈一般後期〉が2018年度入試で日欧経済連携協定(EPA)の社説を使っていました。難関大の経済・経営・商学部を目指す人ならば、小論文で自説を補強するための基礎的な「知識」として知っておかなければなりません。

(社説)米中通貨対立 世界経済もてあそぶな 8月8日付

次は長期停滞の危険性を指摘する編集委員のコラムです。「異次元」の金融緩和を続ける一方、景気や雇用が好調でも引き締めをしてきませんでした。その背景は……? (多事奏論)は2019年4月スタートの新コーナー。こうしたコラムも小論文や国語の問題でよく出されます

(多事奏論)世界経済に暗雲 「永久緩和」という思考停止 原真人 4月17日付



新聞の活用方法は入試対策に限りません。進学後の学びや就職活動にも生かせる記事がたくさん掲載されています。 受験をきっかけに、これからも読み続けてもらえれば嬉しいです。朝日新聞は全国紙ですので、どの大学に進学しても引き続きご購読いただけます。頑張れ、受験生!

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