小論文は新聞で攻略!

小論文の基本は作文 「赤門の神」が教える文章の磨き方 200字で「型」を身につけよう

2020.02.24

author
EduA編集部
Main Image

小論文対策の基本は作文です。「赤門の神」こと教育アドバイザーの清水章弘さんは、大学入試頻出のオピニオン面「耕論」を教材に使った作文指導をしています。

東京・有楽町で昨年6月、「特別授業!『赤門の神』が教える頭が良くなる勉強法」(朝日新聞社主催)が開かれました。

この日は、2019年2月16日付の耕論芸能人 もの申せない?」に載った、タレント・りゅうちぇるさんの「若さ・立場で軽く見ないで」が教材。「芸能人も、政治や社会問題について自分なりの考えや関心があることは発信すればいい」という意見です。

清水1
特別授業では、小、中学生や高校生らが200字まとめ作文に取り組んだ=2019年6月30日、東京都千代田区の有楽町朝日ホール

小学生から高校生までの親子連れ約120人を前に、清水さんは「まず意見への賛否を決めて、それから理由と経験を書いていけばいいです」と説明。200字は①意見への賛否(40字)②理由(40字)③自分の経験(80字)④結論(40字)に分けて考えるよう、アドバイスしました。

耕論を教材に使う理由と文章を磨くコツについて、清水さんに話を聞きました。

「四つの固まりで『型』をつくろう」

耕論を使うのは、一つのテーマに対して異なる3人の意見を比較できるからです。これは、複数の視点から物事を掘り下げる「複眼的思考」の入門編としてピッタリです。

200字作文ではまず、3人のなかから、自分の意見を書きやすいものを選びます。まずは、見出しとリード文を読みましょう。内容を予測しながら本文を読むことができます。読み終わったら、見出しを見返しましょう。頭の中で内容を整理できます。次に自分の意見を書くのですが、いきなり書き出すのは難しいですよね。そこで、①意見②理由③経験④結論の四つの固まりで書くことをすすめています。

四つの固まり

「私は~と思います」とを書き、次に「なぜなら~だからです」と理由を示します。それらを補強するために自分の経験を書き、最後に①の意見にそった結論で着地させましょう。

慣れてきたら、②の理由のところに「たしかに△△だが」と反対意見をつけたり、④の結論の部分で「○○すべきだ」と提案を入れたりしてアレンジすると、より説得力が増します

■入試に使える200字まとめ

200字作文は入試にも役立ちます。高校入試では200字程度の作文がよく出ます。たとえば、東京都立高校入試の国語(作文)の採点基準は、①テーマに即した自分の意見を書く②(課題文の)筆者の主張を的確に捉える③意見の根拠となる体験を適切に書く、となっていますので、四つの固まりの「型」を身につけておけば、しっかり得点できます。

大学入試の小論文は600~800字程度が多いですが、普段の200字の倍数と考えれば、分量や時間配分、必要な筆力の目安がわかると思います。

清水3

小学生でも親のサポートがあれば取り組めます。耕論のテーマとリード文を読んで一緒に教材を選び、本文を一緒に音読して難しい言葉は解説してあげてください。書く時は「どうだった?」「賛成? 反対?」と声かけをしたり、「どんな気持ちだった?」と経験を深める質問をしたりして、一緒に仕上げましょう。

特別授業、今年も全国で開催

清水さんのまとめ作文は朝日新聞EduA(紙面版)で好評連載中です。また、清水さんによる「特別授業!『赤門の神』が教える頭が良くなる勉強法」を、今年も全国各地で開催します。まとめ作文をはじめ、これから求められる学習法の指導を受けられます。

新着記事