予備校リレーコラム

センター試験終了 現役生はここから”経験値”が一気に増加! 駿台のアドバイス

2020.02.19

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駿台予備学校
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2020年度入試で最後となった大学入試センター試験(以下、センター試験)が終了しました。英語では計算が必要とされたり、漢文では詩に詠じられた風景を正しく描いたイラストを選択させたりするなど、受験生には見慣れない、取り組みづらい問題が出題されました。

センター試験の平均は文系、理系とも大幅ダウン

しかし、これは今年度のセンター試験から始まったわけではありません。21年度入試からセンター試験に代わって実施される「大学入学共通テスト」では、さらに思考力・判断力を重視した問題が出されます。

それを先取りし、近年のセンター試験は、このような新しい傾向の問題が頻繁に見受けられました。今年度のこれらの問題は、内容的には決して難問ではなかったものの、設問が変わったことに戸惑い解けなかった、という受験生が多かったようです。その結果、平均点は大きく下がりました。 

駿台予備学校とベネッセコーポレーションによる、データネット実行委員会が推定した最終予想平均点は、文系5教科8科目(900点満点)で548点(得点率60.9%)理系5教科7科目(900点満点)で559点(得点率62.1%)となりました。前年度対比では文系が22点ダウン理系が17点ダウンで文理ともに2013年度以来の大幅ダウンとなりました。この要因は英語や数学といった受験者数の多い科目の平均点が大幅にダウンしたためです。

 私立大学に多い3教科のデータネット集計での平均点を見ると、文系(国語・英語・地歴公民、500点満点)が315.9点(前年度対比-7.8点)でダウン、理系(数学・英語・理科、500点満点)は297.0点(前年度対比-19.5点)の大幅ダウンとなりました。

今回のセンター試験の確定志願者数は55万7699人で2年連続の減少となりました。現役生は1万2715人減少し、現役志願率は44.0%から43.3%へ0.7ポイントダウンしましたが、全志願者数に占める現役生の割合(現役占有率)は81.1%で、前年度より0.5ポイントアップしました。一方で浪人生等(現役生以外)は6416人(前年度対比-5.7%)減少しました。このように「現役中心の入試」という状況に変化はありません。

今年のセンター試験の特徴としては、浪人生の減少率が大きかったことと、出題傾向の変化から得点率が8割を超えるような高得点層が減少したことが挙げられます。ある程度の得点が取れた受験生は、第1志望の大学に強気で臨んでください。逆に中堅以下の競争率は高くなっている訳で、安全校だからと油断はできません。こちらも全力で臨むべきでしょう。

入試本番を経て、まだ伸びる学力

この時期は私立大学入試が続きます。また、いよいよ2月25日から国公立大学の前期日程入試が始まります。受験生は目の前のことを処理することに精いっぱいで、「入学試験を受けることで学力が伸びる」ということを忘れてしまいがちです。現役生には不足していた「入試本番に挑む」という経験値がこの時期、一気に増加します。例えば問題を解く順番や時間の使い方など、模試で練習してきたものが本番を経てさらに確実なものになります。

受験した入試問題は、人によっては「二度と見たくない!」と思うかもしれませんが、分からなかった問題を中心にしっかりと解き直しましょう。主要な大学の解答は予備校のWEBサイトに掲示されていますが、残念ながら解説がありません。一人で理解することが厳しい場合は、高校の先生、塾・予備校の講師に質問してみましょう。次回の試験に役立つ場合があります。「分からなかった問題を分からないままにはしない」、そういった姿勢で、今まで一生懸命、受験勉強を行ってきたはずです。最も大切なこの時期にそのルールを反故(ほご)にする理由はどこにもありません。

体調管理を万全に、今までの朝型の学習スタイルを最後の最後まで厳守しましょう。

健闘を、心からお祈りします。

(駿台予備学校お茶の水校2号館 中村泰弘 校舎長)

*参考
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