予備校リレーコラム

新高校1~3年生に向けて 代ゼミが新入試の概要を解説!

2020.03.13

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代々木ゼミナール
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  • センター試験と共通テストの違いは何か
  • 志望校がどのような選抜を実施するのか
  • 大学生活をイメージできる取り組みをしていこう

3月に入り、新年度に向けた準備を始める時期となりました。特に新高3生は大学入試が変わる初年度であり、不安にしている受験生も多いのではないでしょうか。

来年度から大学入試センター試験(以下、センター試験)に代わり、大学入学共通テスト(以下、共通テスト)が実施されます。当初、共通テストには英語資格・検定試験の活用や、記述式問題の導入が検討されていましたが、いずれも見送りとなりました。新高3生は改めて共通テストの概要を確認して、新高1・2生はこれからの高校生活でやるべきことを見ていきましょう。

センター試験と共通テストの違い

共通テストは実施日程や出題される教科・科目数がセンター試験と変わりません。それでは、試験の名称が変更されるのはなぜでしょうか。試験を実施する大学入試センターからは、共通テストの問題作成方針が次のように発表されています。

[問題作成の基本的な考え方] (一部、抜粋・編集)

・知識の理解を問う問題や、思考力、判断力、表現力を必要とする問題

・授業における学習場面や、課題を発見し解決を構想する場面など、学習過程を意識した問題

つまり、今までのセンター試験以上に知識を活用する力や思考する力を測る問題が出題されます。しかし、センター試験の大原則であった「高校で学習した内容の確認」という点は共通テストでも引き継がれます。特に新高1・2生は、授業中に習った基礎・基本を疎(おろそ)かにしないことが重要です。

また、共通テストの英語は配点や出題方法が変わります。まず、筆記からリーディングに名称を変え、筆記200点・リスニング50点だった配点が、リーディング・リスニングともに100点ずつとなります。また、リーディングは「読む」ことに特化した問題となり、センター試験で出されていた発音・アクセント・語句整序の問題は出題されません。一方、リスニングはセンター試験と変わらず試験時間が30分なので、音声を1回しか聞けない問題も出題されます。

志望校がどのような選抜を実施するのか

これで、共通テストにおけるセンター試験からの変更点は理解できたと思います。それでは、ここから何を考えなくてはいけないのでしょうか。

えいご

はじめに、志望校としている大学がどのように入試を行うのか調べてみましょう。何から調べたらいいか分からない方は、まず共通テストの英語の点数をどのように利用するのか見てみましょう。国公立大学を受験するのであれば共通テストの受験は必須です。ただし、受験に必要な教科・科目や配点は、大学により異なります。先ほど「英語」と特定の教科を挙げたのは、英語の得点の利用方法がセンター試験と比べ大学によって異なるからです。 

共通テストの英語の配点は、リーディング・リスニングともに100点ずつと説明しましたが、この点数をどう利用するかは各大学で決めることができます。もちろん、リーディング・リスニングを各100点の配点にする大学がある一方、例えば、リーディングの点数を2倍の200点、リスニングを半分の50点に換算してから選抜に利用する大学もあります。配点を知ることにより、自分の志望校ではどの教科・科目にウェートを置いて勉強するべきか計画を立てることができます。配点が高い教科・科目により多くの勉強時間をかけることは、受験対策として必要な考え方の一つです

大学生活をイメージできる取り組みをしていこう

きゃんぱす

それでは、皆さんはこれから何を意識して高校生活を過ごすべきでしょうか。新高3生は志望校の入試に向けた準備を進めていきますが、新高1・2生は志望校を探すことから始める方も多いでしょう。

まずは、自分が興味のある分野やその研究をしている大学・学部を調べてみましょう。特に関心のある大学についてはアドミッション・ポリシー(入学者受け入れ方針)を読んでみるのも一つの方法です。自分が興味のあること・研究したいことと、大学が求めている学生像が異なると、入学してからミスマッチを起こしかねません。先ほど、共通テストの英語の得点を換算する配点について紹介しましたが、これは共通テストで測りたい学力をアドミッション・ポリシーに基づき大学が定めていると読み取ることもできます。

調べるだけでは大学生活をイメージしにくいこともあると思います。大学進学へのモチベーションを高める意味でも、主に夏、大学によっては春・秋・冬に各大学で実施されるオープンキャンパスに足を運んでみると良いでしょう。大学の講義を疑似体験でき、在籍する大学生に話を聞ける場が設けられています。大学の雰囲気を知ることができ、自分が大学生になった時のイメージを膨らませてみましょう

特定の大学が定まらなければ、複数の大学を集めた合同の相談会や、塾・予備校の説明会・セミナーに参加することも検討してみましょう。興味・関心を絞っていき、疑問を解決できる場となるはずです。

入試が変わり、心配している方もいるかもしれませんが、高校までに培った学習成果を試されることには変わりありません。普段の授業や部活動、課外活動など高校生活全体を前向きに取り組み、自分自身の進路を見定めていきましょう。

(教育総合研究所 教育情報企画推進室 川崎 武司室長)

*参考 代ゼミwebサイト

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