どうする? 突然の長期休校

休校中の子どもの過ごし方 役立つ無償公開サイトはどれ?

2020.03.04

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上野 創
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新型コロナウイルス対策を受けた学校の長期休校期間中、子どもたちが学べる無償のWEBサイトが次々と公開されています。学習に役立ち、興味がわくように内容が工夫されているものも多くあります。公的機関が選んで公開しているまとめサイトをご紹介します。

「休校中の子供たちにぜひ見て欲しい 科学技術の面白デジタルコンテンツ」はタイトルの通り、「見る人が面白いと感じる」を重視したまとめサイトです。約80の研究機関や大学の広報担当者有志が共同で運営する「科学技術広報研究会(JACST)」がまとめました。

「休校中の子供たちにぜひ見て欲しい 科学技術の面白デジタルコンテンツ」

4日時点で公開している約100コンテンツのうち、70ほどは動画。宇宙、生物、材料など幅広い分野が集まっています。「二酸化炭素が充満する空間でアサガオの花の色が刻々と変化する様子」「プラナリアという生物が刃物で分割されても数日で再生していく経過」「超伝導で強力磁石が宙に浮く光景」などが紹介されています。地球誕生のCGなど、天体の話題も掲載されています。

コンテンツは、国立天文台、基礎生物学研究所、物質・材料研究機構、産業技術総合研究所、大学の研究所など、約30機関の広報担当者が選びました。

「さまざまな年齢、興味の子どもたちが、サイエンスって面白いなと少しでも思ってくれればと工夫しました。大人が見ても楽しめるという声も届いています」。同研究会事務局長で、「高エネルギー加速器研究機構」広報室の高橋将太さんはそう話しています。

ページビューは4日昼で40万以上。今後もライブ配信や新たなコンテンツなどをアップしていく予定です。

経済産業省も、子どもたちが自宅で学ぶ機会を支援しようと、無償の学習ツールのまとめサイト「#学びを止めない未来の教室」を公開。企業やNPO法人などが無償提供する、数多くの教育コンテンツへのリンクが掲載されています。

「#学びを止めない未来の教室」

例えば、LINEみらい財団へのリンクを開くと、友達として追加することで、中高生向けの英数国理社の学習動画などが見られます。

LINEみらい財団

また、ドワンゴが高校生向けに開放したオンライン学習アプリ「N予備校」は、英数国理社の「大学受験コース」と、英数国の「中学復習講座」、プログラミングコース、ウェブデザインコースの4コース。授業動画や50冊分のオリジナル教材も利用できます。

「N予備校」

文部科学省は、学習支援のコンテンツを紹介する「子供の学び応援サイト」を開設。小・中・高校に分かれており、開くと教科別に、一般社団法人「教科書協会」や国立教育政策研究所、国立美術館・博物館、「NHK for School」などのまとめサイトへのリンクが一覧で掲載されています。また、学習の工夫例も紹介されています。

「子供の学び応援サイト」

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朝日新聞社も、学童保育の小学校1~3年生向けの遊びを無料でウェブ配信する「すき!がみつかる 放課後たのしーと」の家庭向け提供を始めました。工作や体あそび、言葉や数・図形のドリルなどを、家庭のプリンターで印刷して利用できます。担当者によると、家庭向け提供の開始後、サイトのページビューが7倍に増えたといいます。

「すき!がみつかる 放課後たのしーと」

小学校4年生から中学生向けには、「今解き教室 電子ドリル」も無料お試しを実施中。最新ニュースをもとに時事問題を学べる、「天声人語」「図・グラフ」など3種類のドリルを家庭で印刷して自習に使うことができます。

「今解き教室 電子ドリル」

まとめサイトには、多くのコンテンツが紹介されていて、中には一定期間だけ無償提供されているものや、休校中の子どもたちのために新たに作られたサイトもあります。

「自分に合ったサイトはどれか」「自分の子どもの勉強に役立ちそうなものは」といった視点で探してみると良いでしょう。

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