エデュアお悩み相談室

算数の点が悪く落ち込んだ息子、やる気取り戻させるには 周囲にも協力求めてほめる

2020.03.13

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安浪 京子
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  • 子どもが塾の先生を好きなら、協力をお願いする
  • 個別指導してくれる塾や家庭教師を探すのも◎
  • 親が認めて、褒める

《質問者》
中学受験塾に通う小学5年の息子がいます。私自身に中学受験の経験がなく、塾の先生にアドバイスをもらってサポートしていますが、線分図を書かないなど、言われた通りにやりません。特に算数の点数が悪く、息子も落ち込んで完全にやる気を失っているようです。どうすればよいでしょうか?(愛知県 小5の息子の母)

認めてほめるのが効果的

《回答》 中学受験で最も難しいのが「やる気」の維持です。算数が好きな子でも、勉強しているのに理解できない、点数が取れないなどの状態が続くと、どうしてもやる気が失速します。中学受験の特性上、やる気になるのはやはり「点数が取れた時」です。そして、それと同じくらい効果的なのが「認められた時」と「ほめられた時」です。

塾の先生のアドバイス通りに親がサポートするのはとても良いことです。でも、その方法が効果を発揮するのは、子どもが「好きで信頼している先生」の場合に限ります。お子さんがその先生を好きなら、家庭内の状況を話し、協力してもらいましょう。子どもは好きな先生との約束は守ろうとします。先生には「式を書く」など「約束を守ったこと」を、おおいにほめてもらうようお願いしましょう。折に触れてお礼を伝え、先生とお子さん、ご家庭とで好循環を築きましょう。

もし、先生のことが好きでない場合は、個別指導をしてくれる塾や家庭教師など、「1対1」でお子さんを見てくれる先生を探すのがベストです。式や線分図を書かない子は、きめ細かく、気長に教え続ける必要があります。それでもなかなか点数には反映されませんが、「丁寧に書けるようになったね」などとほめ続けることで解法が身につき、結果的に点数が上がります。面倒見の良い先生をリクエストしましょう。

ここまで、第三者に「ほめてもらうこと」をお勧めしましたが、小学生の子どもが一番うれしいのは、やはり親にほめてもらうことです。一方で、ほめることは、常に点数や偏差値をつきつけられる親にとって、最も難しいことでもあります。ほめるより無理やり詰め込んで目先の点数を上げる方法を取ってしまいがちですが、これは子どものやる気や学力を減退させるばかりで何も蓄積されません。上手に第三者を巻き込み、親もお子さんと一緒に成長していってください。

告知

※安浪京子さんのお悩み相談は今回で終わります。新たに中学受験の著作も多い教育専門家の小川大介さん、東京都立白鷗高・付属中校長の善本久子さんが加わり、「佐藤ママ」こと佐藤亮子さん、教育アドバイザーの清水章弘さんの4人が悩みにお答えします。相談内容はメールでエデュア編集部へお送りください。掲載は匿名です。
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