親子で挑む 算数つまずき攻略法

算数、これができれば大丈夫 きょうこ先生が解説(3) 算数好きにする日常の「ひと工夫」

2020.03.26

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斉藤 純江
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算数は学年が進むほど、つまずくことが増えていきます。算数教育家の安浪京子さんによると、小学校の6年間で子どもが特につまずきやすいのは、「計算」「図形」「割合」「速さ」「場合の数」の5分野です。親子で楽しみながら苦手意識を克服するには、どうすればいいのでしょう。安浪さんの解説で、3回にわたって攻略法をお届けします。
今回は、算数を家庭で楽しく学ぶ方法をご紹介します。

日常の「ひと工夫」で算数好きに

算数を家庭で楽しく学ぶには? 安浪京子さんは、日常生活にもヒントはたくさんあると言います。

買い物で:牛肉のパックに「3割引き」のシールが貼ってありました。いくらになるか考えてみましょう。

料理中に:4人分のレシピを見て、6人分や2人分を作る場合の食材や調味料の量などを計算しましょう。計量カップやスプーンも使って何倍(何分の1)にすればいいか考えましょう。

外出先で①:電車やバスで速度計が動くのを見ながら、速さを体感しましょう。

外出先で②:電車や徒歩で出かけるときに、何通りのルートで目的地に行き着けるかを考えて場合分けをしてみましょう。

遊びのなかで:ブロックや積み木、折り紙などで遊びながら、いろいろな形を作ってみましょう。

読書や勉強中に:知らない言葉に出合ったら、電子辞書やウェブで検索せず、積極的に紙の辞書を使いましょう。辞書は場合分けを実感できる究極の教材です。

日常の「ひと工夫」で算数好きに

図形や割合、速さは抽象的だったり、問題が複雑だったりするので、家庭で時間をかけて、しっかり積み上げましょう。割合と速さは特に「読解力」が求められます。算数の問題は「てにをは」などの助詞も含め、すべての言葉に意味があります。「100円で」と「100円のうち」では意味が全然違いますし、「残りの」を読み飛ばすと、正解にたどりつけません。問題文を注意深く読む習慣をつけましょう。

子どもは得意分野もあれば、苦手分野もあります。すべてを完璧にしようと思わなくても大丈夫です。つまずいていたら、1日10分でもいいので、丁寧に見てあげてください。

話を伺った人

安浪京子さん

(やすなみ・きょうこ)算数教育家、中学受験カウンセラー。神戸大を卒業後、関西、関東の大手進学塾で中学受験生に算数を指導。プロ家庭教師、親子のメンタルサポートを提供する会社を設立。著書、講演など多数。

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