失われた学びを取り戻す

休校でゲームと動画漬け、抜け出すための3つのポイント 保護者にできることは

2020.05.20

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山下 知子
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長かった休校もようやく終わりが見えてきました。そんななか、外出自粛でゲームや動画漬けになってしまった子を持つ保護者の間で、「学校生活に戻れるのか心配」という不安の声が高まっています。規則正しい日常を取り戻すために、親ができることとは――。ゲームやネット依存に詳しい2人の専門家に聞きました。

親への反発心が依存度を高める

「休校で時間はあり余り、ゲーム時間などが増えるのは、やむを得ない部分があります。それを子どもの意志の弱さや自己責任にしないことがスタートラインです」。臨床心理士で公認心理師の森山沙耶さん(32)はそう話します。

森山さんは、「インターネット依存症治療部門」がある久里浜医療センター(神奈川県)で医療従事者向けのネット依存研修を受け、昨秋から東京都内でネットやゲーム依存に悩む本人と家族を対象にした回復支援サービスを始めました。休校や外出自粛を受けて相談件数は増加傾向にあり、学校再開が視野に入り始めた5月の連休以降は、「学校生活に戻れるのか」と不安を訴える声も少なくないそうです。

「保護者は『子どもに勉強させないと』と思ったり、『ゲーム依存にならないか』と心配したり、厳しくなりがちです」と森山さん。それが子どもにとってはストレスとなり、親への反発心を強め、さらなるゲームや動画視聴につながる……。「休校中の家庭では、そういった悪循環に陥っていた状況もあったようです」

一方、子どもからは、「ゲームには切りのいいタイミングがあるのに、途中でやめさせられると腹が立つ」「(一緒にゲームをしている相手に声が聞こえる)ボイスチャットを使っている時に声を掛けられると仲間に聞こえる。それだけは嫌だ」といった声があったそうです。

どうする? 長期休校

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