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APU・出口治明学長に聞く 変化の時代に求められる3本柱

2020.05.29

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斉藤 純江
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時代の変化に伴い、大学入試が大きく変わろうとしているいま、大学教育に求められるものは何なのでしょうか。ライフネット生命創業者で、立命館アジア太平洋大(APU)学長の出口治明さんに聞きました。

――学生が勉強しないのは企業に責任があると?

就職の際、大学での成績を採用基準に入れず、「なまじ勉強したやつは使いにくい」などと言って大学院生を採用しない。社会人になったら長時間労働で学び直す時間がない。均質な労働力が求められた製造業の工場モデルの時代とは違い、いまは豊かな個性やアイデアが必要とされています。社会の変化も激しいですから、大学卒業後も社会と大学を行ったり来たりして学び直さなければ通用しません。国際競争力を高めるには、高学歴社会に変えていかなければなりません。

――新型コロナウイルスの影響を踏まえ、APUはどんな対応をしていますか?

5月の連休明けから8月まで、授業は100% オンラインで実施します。学生の学びを止めないために、どんなことにもチャレンジして、試行錯誤でやっていくしかありません。このパンデミックが終われば、日本や世界のITリテラシーはいやおうなく上がるでしょう。今回の経験から、いかに教訓を学べるかが大切です。

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