学習と健康・成長

SNSの落とし穴 小中学生が陥りがちな「著作権」トラブルとは?

2020.06.01

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高橋 暁子
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親子で著作権について学ぶ時間を

「著作権があるから写しちゃダメなんだって。自分で話を考えろだって」。昨年、当時4年生だった筆者の息子が小学校でお気に入りの小説「海底2万マイル」を写してクラスのみんなに見せようとしたところ、担任の先生に止められたという。著作権について知っていたか聞いたところ、「初めて聞いた」という反応だった。

このように、子どもたちは著作権意識が非常に乏しいことが多い。息子の例のように教室で行えば、知らなくても止めてもらえるが、スマホやSNSが普及した現在は、悪意がなくても甚大な著作権侵害につながりかねない。

また、著作権もインターネットの普及に伴って日々変化してきている。今年3月に著作権法改正案が閣議決定されたが、成立すれば、権利者の許可なくインターネット上にある漫画や写真などのあらゆるコンテンツについて、著作権を侵害していると知りながらダウンロードすることは全面的に違法となる。

スマホやタブレットなどを子どもに自由に使わせる場合は、利用時間などのルール作りとともに、リテラシー教育が大切だ。誰かの悪口を書き込まない、個人情報を公開しない、ネットで知り合った人とは会わない、心配なことがあったら保護者や教員などに相談するなどの約束と並んで、著作権についても親子で話し合っておこう。

たとえば公益社団法人著作権情報センター(CRIC)と一般社団法人日本教育情報化振興会(JAPET)の「5分でできる著作権教育[阿部1] 」は、学校現場や子どもたちに向けた著作権が学べるWebサイトとなっている。小学校・中学校・高校の児童・生徒向けの具体的な著作権に関するQ&Aもあるので、参考になるだろう。学ぶことでしか危険は回避できない。ぜひ家庭でも著作権に親子で向き合ってみてはいかがだろうか。

(編集:阿部綾奈/ノオト) 

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