家族のとなりに新聞を

我が家流で楽しむ「今日の特ダネベスト3」 コロナ報道、メディアの特性知る機会

2020.06.10

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関口 修司
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  • ネットやテレビの情報は早いですが、詳しいことまでは分かりません。SNSには怪しい情報も。
  • 新聞は新しい事実や変化を伝えて詳しく説明。時間はかかるが、情報を吟味して発信しています。
  • お勧めは「今日の特ダネベスト3」。家族で「見出し」を三つ、理由を添えて書くだけ。ダメ出しは禁止。家族の会話が楽しく弾みます。

時間かけ情報吟味、新聞読み「正しく恐れて」

新型コロナ報道、91歳の母「本当のこと知りたい」

普段はほぼ一日中ベッドでテレビを見ている91歳の母が、この3カ月、居間で毎日1時間近く新聞を読んでいます。「どうしたの、最近?」と聞くと、「テレビじゃ何が正しいのか分からない。ただ恐ろしくなるだけ。もう少し生きていたいから、本当のことを知りたいの」と答えました。

ネットやテレビの情報は、確かに新聞より早いですが、詳しいことまでは分かりません。とくにSNSには怪しい情報も紛れ込んでいます。最近は一日中「新型コロナ」ばかり。命にかかわる大事なことなので、繰り返し伝えるのは仕方がないかもしれません。

とは言え、先日まで大げさな表現だと思っていたことが、いつの間にか当たり前になってしまうのには疑問より不安を覚えます。見慣れたコメンテーターが、あたかも専門家のような口ぶりで「断定」して話していることが、いささか腹立たしくさえ思えることも。

一方で、新聞は新しい事実や情報の変化を伝え、詳しい説明もしてくれます。情報の真偽を確かめたり、深く考察したりするために、ネットやテレビに比べ、発信までに少し時間がかかるのはやむを得ないのです。つまり、新聞は情報を吟味して発信しているのです。紙面に登場する専門家も時間をかけて選び抜かれているはずです。

「今日の特ダネベスト3」選び、家族の会話弾む

そんな新聞をこの機会に家族で楽しんでみましょう。できれば有意義に。お勧めしたいのは「今日の特ダネベスト3」。これは簡単、すぐにできます。新聞をざっとめくり、気になる見出しをチェックしながら、面白いと思った順に「見出し」をノートに三つ書いていくだけ。小さい記事でもOKです。見出しの漢字はそのまま書き写します。できれば、それぞれ選んだ理由も一言添えて。これを家族でやりましょう。見出しを書くだけですから、1人数分で完了です。ダメ出しは禁止。褒め合うことがポイントです。共通の特ダネがあれば、大きな花丸もつけましょう。これは、「見出し」でなく「写真」でもできます。我が家流にアレンジすれば、さらに楽しく、家族の会話が弾みます。これなら、おじいちゃん、おばあちゃんも参加できます。

関口コラム2

新型コロナの感染拡大は「収束」しても、「終息」するまでは安心できません。新聞を読んで「正しく恐れる」家族になりましょう。

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