小学生の留学事情

費用10分の1の「バーチャル留学」も!? アフターコロナの小中学生留学事情

2020.06.25

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佐々木 正孝
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コロナ禍にあたっての一斉休校措置は解除されたものの、小中学生の学びには大きな影響が及びました。それは義務教育だけではありません。国と国との自由な往来が滞る中、子どもたちの海外留学も揺れています。小中学生を中心に幅広い年代の留学をサポートする海外教育研究所の金成有理さんに、コロナ禍で変容を迫られた留学事情の現在を聞きました。

今後は費用1/10のバーチャル留学が注目される?

ロックダウンが解除される国も増え、コロナ禍収束のロードマップが模索されるなか、「以前のような留学生数にいつ戻るかはわかりませんが、留学を志向される方は一定数いらっしゃいます」と金成さん。スポーツやエンターテインメントの分野でもリモートの取り組みが活発化する今、留学にもオンライン、バーチャルを活用する動きが見られます。たとえば、有力な留学先として人気のカナダは、大使館が「カナダ留学バーチャルフェア in Asia」を開催(6月3日)し、大きく注目されました。

カナダの学校・教育機関がネット上にブースを開設。そこにPCやスマートフォンなどからアクセスし、パンフレットやビデオを閲覧して情報収集したり、ブースの担当者とテキストチャットを通してコミュニケーションをしたりといった新しいタイプのイベントです。自動翻訳機能により、英語が堪能でなくても情報収集が可能になっていたそう。

「アフターコロナでは、こうしたテクノロジーを活用したフェアの開催も増えてくるでしょう。ビデオ通話サービスのZoomを使って現地の教育機関が情報を届けるといった、新しい情報収集に期待がかかります。バーチャルフェアなら場所を問わずに参加できますから、地方にお住まいの方にもメリットが大きいのではないでしょうか」

また、「バーチャル留学」という新しい留学スタイルも注目されています。特に、夏休み期間を活用したサマースクールなどの短期語学留学はバーチャル開催を企画する語学学校が増えているとか。

「今回のコロナ渦を機に、オンラインのレッスンプログラムを提供し始める語学学校や教育機関が増えました。リアルの留学が難しくなっている今、有力な選択肢になっていますね。何と言っても、大きくコストダウンできるのがメリットです。サマースクールの留学費用は2週間で30万~80万円程度ですが、バーチャルなら航空券も滞在費・食費もかかりません。相場の5分の1~10分の1程度に抑えられるところも出てきています」

日本の小中高は休校の影響もあって夏休みが大幅減になり、留学スケジュールはタイトになる可能性が高いです。また、画面越しのオンラインレッスンは集中力を保つのが難しく、小学校低学年では難しいかもしれません。ただ、最安3万円程度で留学ができるのは大きな魅力と言えます。選択肢の一つとして考えるご家庭も増えるのではないでしょうか。

コロナ後海外留学.

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