学習と健康・成長

「手紙」で磨く4つの力 何から始めれば? 注意点は……楽しく書くコツ

2020.07.03

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有馬 ゆえ
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休校期間中、友だちとのコミュニケーション不足で、ストレスを抱える子どもが多かったそう。いまだ気軽に会って話すことが難しい今、メールより「手紙」でのコミュニケーションを提案してみませんか? ラーニング・アドバイザーの高橋真生さんによれば、手紙は作文力や企画力などを磨く機会にもなるとのこと。友人、祖父母、先生など、さまざまな人へ楽しく手紙を書くためのコツを伺いました。

絵ハガキ、便せん、切手、ペン、絵…… 個々に合った入り口を探して

――どのように提案すると、子どもは手紙に親しみやすいですか? 保護者のできるサポートについて教えてください。

絵ハガキや便せん、切手を一緒に選びに行ったり、新しい色のペンをプレゼントしたりと、その子が楽しく手紙を書き始めるよう、工夫してみてください。文章が苦手ならば絵を描けばいいし、最初は宛名を書くだけでも、切手を貼るだけでもいい。「楽しい」は最高のモチベーションになります。

書くことが好きな子は、ペンの色やフォントまで工夫するようです。目上の方への手紙でも、焦げ茶や濃紺、えんじなどの黒に近い落ち着いた色なら使えますし、友だち宛ならカラフルにしても楽しいですよね。

――コラージュの本なども参考になりそうです。そのほかに、保護者が日々できることはあますか?

保護者に郵便物が届いたとき、すてきな封筒や珍しい切手の手紙があれば、子どもに見せてあげてください。「こういうものを書いてみたい」というアイデアにつながります。

もっともおすすめしたいのは、親子で手紙をやりとりすること。誕生日や進級といったタイミングで、ぜひ手紙を書いてあげてください。子どもにとっては、手紙をもらうよろこびを実感できる機会になります。

10歳前後になって親子のコミュニケーションに難しさを感じているなら、なおのこと手紙で気持ちを伝えてみてほしいですね。その年になっても、子どもが保護者を好きな気持ちは変わりません。表情に出すことはなくても手紙をもらえばうれしいでしょうし、「自分をわかってくれている」と感じるはずですから。

――会話、メール、SNS、手紙……。大人になっても、気持ちを正しく伝えるためにツールを使い分けることは役立ちますね。

機会が減っているとはいえ、手紙という文化自体がなくなることはありませんし、社会人になれば必要になるときも多々あるでしょう。宛名の書き方も含めて、小さいうちに手紙に関する知識をつけておくことは無駄にはなりません。

何より子どもたちには、封筒という小さな袋の中で自分自身を思いっきり表現する楽しさをぜひ身に着けてほしいですね。それは、その子らしく人生を謳歌する力につながると思います。

(編集:阿部 綾奈/ノオト)

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