発達凸凹の子の中学受験

学校に着けない・ノートは書けない……困ったことだらけの中学校生活、でも学ぶのは楽しい

2020.07.10

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なないお
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この春、自閉症スペクトラムの息子が兵庫県の名門・灘中学校に合格したものの、地元の公立中高一貫校に進学したブロガーのなないおさん。発達凸凹の子供たちの子育てについてつづります。

学校の近くに引っ越し

小学校時代をずっと支援学級で過ごしてきた我が家の息子は自閉症スペクトラムがあります。

中学受験をし、今年度より第一志望の公立中高一貫校へ入学しました。受験は全ての学校に合格をいただいて順調に終えることができましたが、支援学級のない中学校生活、なかなかスムーズには進みません。

とはいえ、今年は新型コロナの流行で、入学して1週間ばかり登校した頃からずっと休校。6月からようやく本格的に中学生活が始まりました。

休校期間に学校側と息子の特徴や学校で可能なサポートなどを話し合う機会を設けていただきました。これでスタートはなんとかなると思っていましたが、ふたを開ければ困ることだらけでした。

学校につけない帰れない

体力がなく、小学校時代はほぼ行き渋りだった息子。実は同じ学校に2歳上の娘もいるのですが、そちらも自閉症スペクトラムとADHDがあり、なかなか朝が間に合わずに遅刻だらけ。小学校とは違い、受験した中学校までは電車に乗っていかなくてはなりません。

どちらも解決するため、休校期間中に中学校の近くに引っ越しをしました。

休校明けの登校初日、わずか500mほどの距離なのに学校にたどりつけずに遅刻。帰りは家がわからないと電話で助けを求めてきました。息子はびっくりするほどの方向音痴で、何度教えても中学受験塾(駅から徒歩5分)にたどり着けず、移動支援を頼んでいたほどです。スマホのマップを使っても目的地からどんどん離れてしまう子です。

再度家で地図を確認し、何度か一緒に学校まで行ってやっと学校までの道を覚えました。

時間割ができない

中学になると、副教材などを含めて教材が小学校の倍近くあります。息子はものを探すのがとても苦手で、たくさんの教材の中から必要なものが探せなくなっていました。

これは本棚に入れているだけではどうにもならないと、100円均一でファイルケースをたくさん買ってきて、教科ごとに分けてわかりやすくしました。ゴムベルトで教科ごとにまとめられるようにし、カバンの中でもわからなくならないように。これで時間割の問題は解決しました。ジップケースに教科ごとにまとめるアイデアもあるのですが、教科によっては入りきらず、娘の時に失敗したのでゴムベルトにしました。多すぎるプリント類も教科ごとのファイルを作り整理。これでだいたい解決しました。

発達凸凹の子の中学受験
教材は教科ごとにファイルケースに分けて整理

宿題がどれだかわからない

小学校と違い、中学では教科ごとに先生が違います。プリントに宿題の範囲を印刷して配ってくれる先生もいますが(そもそもプリントが多すぎて行方不明になりますが)、授業中に口頭で伝える先生もいます。そうなると、不注意で聞き逃したり雑音の中で聞き取りにくかったりする息子には、わからなくなってしまいます。同時処理が苦手で聴きながらメモを取ることもなかなかできません。

これについては、事前に息子の特徴を話していたこともあり、学校に相談したら担任の先生が教室の後ろにホワイトボードを設置してくださり、そこに宿題一覧を書き込むようにしてくださいました。

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