どうなる中学・高校入試

部活ができず内申書が不安 どう挽回すれば? お悩み相談室特別編④

2020.07.09

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葉山 梢
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長期休校にオンライン説明会、第2波への警戒……。新型コロナウイルスの感染拡大で、今年の受験はいつもの年とは違った不安や疑問を抱え、走り続けなければなりません。今回は東京都立白鷗高校・付属中学校の善本久子校長に、受験生や保護者の悩みに答えてもらいました。

善本久子さん

話を伺った人

善本久子さん

都立白鷗高校・付属中学校長

(よしもと・ひさこ)都立白鷗高校・付属中学校長としてグローバル人材育成、ダイバーシティー教育に取り組む。愛媛県出身。東大卒。都立高校教諭、東京都教育委員会勤務を経て現職。中央教育審議会第9期委員、文化庁文化審議会国語分科会委員。

Q:休校で部活もできず、高校入試の内申書や推薦書が不安。どう挽回(ばんかい)すれば?

A:東京都の場合、加点のある特別な資格は明記されており、それ以外の基準で差をつけることはありません。他の道府県でも同じでしょう。そうはいっても包括的な不安があることは理解できるので、できるだけ本人の不利にならないよう配慮したいと考えています。部活動を武器に進学しようと思っていた生徒にとっては厳しい状況かもしれませんが、それまでの活動がどうだったかは必ずみてくれるはずなので、それほど心配する必要はありません。

今回のコロナ禍は誰にとっても初めてのできごとです。何か危機が起きたとき、目標を切り替えたり前向きに転化したりするような考え方を身につける良い機会だととらえませんか。

これまで日本の学校のICT活用は低い状況でしたが、長期休校のおかげで活用の機会が増えました。本校でもオンライン学習が進み、これまで「チョーク&トーク」でやってきたベテランの先生が、資料作成のためにパワーポイントに挑戦するといった良い影響がありました。何かができなかったとしても、その分、別の何かをしているはず。人生に無駄なことはありません。家庭でもその点を意識して声かけしてほしいと思います。

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