どうなる中学・高校入試

コロナ、リーマンより大きな影響? 私立中受験者数は減少か 受験生と保護者はどう動く

2020.07.10

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斉藤 純江
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新型コロナウイルスの感染拡大は、今後の中学入試や高校入試にどんな影響をもたらすのでしょうか。

高校入試

公立、専門学科志向が強まる?

高校入試への影響はどうか。安田教育研究所の安田理代表は、「新型コロナウイルスの影響で景気が悪くなれば、『うちは公立しかダメ』という家庭が増えてくるのではないか」とみる。ここ数年は都市部を中心に、私立の人気が高まっていた。大学入試の先行きの不透明さや、私立高校に通う場合の自治体独自の補助制度の充実が、背中を押していたという。国の「私立高校授業料実質無償化」や一部自治体の上乗せ措置拡充もあり、私立人気は続くとみられていた。だが、新型コロナウイルスの感染拡大で一転、公立志向が強まりそうだという。「私立は授業料以外にも、高価な制服や友だち付き合い、海外研修などにお金がかかります。『授業料無償化=学費無償化』ではないのです。私立を併願せず、合格安全圏の公立一本に絞る家庭が増えるかもしれません。大学進学を断念した家庭が、工業や農業、商業など、就職につながる専門学科や高等専門学校を選ぶケースも増えそうです」(安田さん)

私立でも、授業料の全額もしくは一部が免除になる特待生入試は、引き続き人気を集めそうだという。 

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