エデュアお悩み相談室

中3の息子がタブレット依存に 自律的に使いこなすルール、家族で定めて

2020.08.12

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清水 章弘
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  • これからはスマホ抜きで受験に合格する方が少数派になることも。自律的に使いこなす力をつけさせてあげることもひとつの方法。
  • まず、第三者と本人で悩みを肌感覚で共有を。ご本人からアイデアを引き出しながら、ご家庭でルールを定めて。
  • スマホ依存を抜け出しても、成績は上がりません。勉強法を改善し、成功体験を積み重ねることが大切。

《質問者》
中3の息子が休校3カ月間でタブレット依存になってしまい、困っています。夕飯後に勉強を始めても、タブレットで音楽を聴きながら、気がつくとゲーム。漢字を1ページやったらすぐに休憩すると言い、タブレットとイヤホンが欠かせません。思春期なので言葉がけも難しい。そんな状態から抜け出して、自分から進んで受験に立ち向かってもらうには、どうしたら良いでしょうか。(中3男子の親)

今回の回答者は、教育アドバイザーの清水章弘さん

《回答》 本人のアイデア引き出し、親子で「約束」を

新型コロナウイルスの影響で学校や塾のオンライン化が広がり、これからはスマホ抜きで受験に合格する方が少数派になることも考えられます。親が管理下に置くことに加え、自律的に使いこなす力をつけさせてあげることもひとつの方法です。コロナと同じように、「ビフォー・タブレット」ではなく、「ウィズ・タブレット」の発想でいくのも、覚悟です。僕はそちらをおすすめします。そもそも昔の受験生も誘惑と闘っていました。ラジカセやゲーム、マンガ、電話です。これらがすべてひとつの機器にまとまっていますから、スマホやタブレットと過ごす時間が年々長くなっていくのは自然な話です。

やっていただきたいことは二つ。まず、きっかけ作り。第三者にご本人と話す機会を作ってもらってください。思春期ですから、年の離れた先生よりも若い先生や知人・きょうだいがいいでしょう。スマホ依存の悩みを肌感覚で共有できるからです。次に、その方と一緒に、もしくはご家庭でルールを定めてください。できる限りご本人からアイデアを引き出しながら。ゼロベースでは考えにくいなら、米国の母親が息子に与える際に作った「スマホ18の約束」を参考に話し合ってみましょう。

清水お悩み

僕も中2から携帯電話を持ち始め、付き合い方に苦労しました。成績が下がり、親と協議の上、インターネットを解約され、携帯電話が「電話の子機」のようになったことも。ただ、親が長い時間軸で向き合ってくれたので、大学受験の時には「この時間帯はリビングに預ける」「直前期は解約する」など、自分で意思決定をしました。

最後に提案です。勉強は夕飯前に終わらせてみてはどうでしょう。食後は血液が消化に使われ、脳にいきにくいのです。寝る前に10分でもいいので、その日の総復習をしましょう。寝る前に覚えたことは、忘れにくいです。よくある誤解ですが、スマホやタブレット依存を抜け出しても、成績は上がりません。別の娯楽を見つけます。ゲームと同じように、勉強でも「できた!」「わかった!」という成功体験を積み重ねること。そこから逃げると、ずっと苦しいままです。

お悩み募集

※教育や育児、受験のお悩みに、教育アドバイザーの清水章弘さんや「佐藤ママ」こと佐藤亮子さんら、子どもの学びや成長に詳しい専門家が交代でお答えします。みなさんのお悩みを募集しています。子どもの年齢や学年、お住まいの都道府県名のほか、相談内容をできるだけ具体的に書き、メールでエデュア編集部にお送りください。掲載は匿名です。すべての相談に応じることはできません。ご了承ください。
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