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同時多発テロがもたらした変化 三つの一神教を学ぶ理由とは 同志社大学神学部

2020.07.29

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原子 禅
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同志社大の前身となる同志社英学校が設立されたのは1875年。校祖・新島襄は「キリスト教主義」に基づいて「一国の良心」となる人材の育成に奔走した。その流れをくむ神学部には現在、世界でも類を見ない独自の学びがある。(撮影/MIKIKO)

学びを何のために生かすのか

神学部は1学年の定員が63人と全学部で一番少ない。

「同学年はすぐ顔見知りになり、挨拶を交わすようになりました。『誰が何を学んでいるか』が分かっているので、勉強の相談をしやすいのもメリットです。上級生、下級生との縦のつながりも強くなります」(齋藤さん)

卒業後の進路は、他の文系学部と変わらず、商社やメーカー、IT系企業など幅広い。小原教授は若者たちにこのようなエールを送る。

 「高校までは受験という自己目的のために勉強してきたわけですが、大学はそのような学びからは自由になります。『学んだことを何のために生かすのか』と問い、人や社会のためになる自分の道を見つけてもらいたいです」

同志社礼拝堂(写真右)は1886(明治19)年竣工。重要文化財に指定されている
同志社礼拝堂(写真右)は1886(明治19)年竣工。重要文化財に指定されている

【大学メモ】

1875年に同志社英学校として設立。建学の精神は「良心教育」、教育理念は「キリスト教主義」「自由主義」「国際主義」。14学部34学科あり、学部学生数は2万6268人(2020年5月1日現在)。神学部の入学定員は63人(大学院まで含めると学生数347人)。

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