国語のチカラ ~「読み、書き、表現」アップの鉄則~
「段落」についての学習を、文章の読解に生かそう!
2020.08.10

小学校では3、4年生で段落の学習をします。段落の学習が読解にどのように役立つのか、ピンとこないところがあるかもしれません。でも、説明文の大事なところをとらえるのに役に立ちます。どんなことに気をつけて学習すればよいかをお話ししたいと思います。
「形式段落」と「意味段落」
3年生でまず習うのが、「形式段落」。 改行して1字下げて始まる文のまとまりのことです。学校の授業でも、形式段落に番号をつけたりしますね。
この形式段落のいくつかを、意味のつながりでひとまとめにしたものが「意味段落」です。意味段落の分け方は観点によって異なりますが、小学校では次のように分ける学習をします。
説明文を三つの意味段落に分ける
1 冒頭部(はじめ) 「話題の提示」(結論もあわせて示す場合がある)
2 展開部(なか) 「具体的でくわしい説明」(具体例)
3 終結部(おわり) 「結論」
典型的な説明文は、この三つの部分から成り立っています。
まずはこの基本パターンをしっかり理解しておきましょう。
