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AO・推薦合格者の素顔③お茶の水女子大1年・村上梨紗さん「受験勉強はフライドポテト作り」

2020.07.29

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山下 知子
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AO・推薦入試の合格者と聞くと、さまざまなコンテストや大会で頂点に立つ「とんがった」人を思い浮かべるかもしれません。もっとも、いまや国公立大で約2割、私立大で5割超がこれらの入試で大学に入る時代。合格者も人それぞれです。(写真は、お茶の水女子大のキャンパス)

村上梨紗さん

話を伺った人

村上梨紗さん

お茶の水女子大学生活科学部1年

(むらかみ・りさ)大分県立大分豊府高校から、「新フンボルト入試」でお茶の水女子大生活科学部に合格。

高校2年の2月に、先生との面談で「課外活動を色々としてきたからAOを狙ってみたら」と言われました。高校はOSS(大分スーパーサイエンス)コンソーシアムに参加しており、他校の生徒と一緒にプラナリアの研究をしていました。プラナリアは体の一部を切っても再生するんです。その再生速度がどんな要因で変わるのか調べました。磁石で挟んだり、1日中光をあててみたり。結果が変わった時に何が原因なんだろうと考えて突き詰めていくことがすごく面白くて、海外で発表する機会にも恵まれました。生徒会や陸上部もやっていました。

子どもの頃から興味があったのは「食」。専攻があるお茶の水女子大で学びたいと思っていました。高校1年の時にオープンキャンパスに行きましたが、その時は一般入試で入る考えでした。先生の言葉がきっかけで「新フンボルト入試」を目指すことになり、要項を見たら、2次試験で自分の学びたい分野の研究発表がありました。プラナリアの研究は使えない。高2の3月から高3の夏まで急きょ、フライドポテトの研究をすることにしました。

調理条件の変化によって、塩の感じ方がどう変わるかに関心があったのです。ドライブスルーを利用した際に、車の中で食べるポテトと、家に帰って食べるそれと味が違うなあと。時間、温度が影響しているのか、他に要因はあるのか。毎週、ポテトを揚げ、家族や友人の官能評価をしました。周囲にAOで受ける人は少なく、みんなが参考書を開いている時間に、私はひたすらポテトを揚げている……。精神的にはつらかったですが。

村上梨紗さん
フライドポテトを揚げる村上さん

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