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中学受験「逃げ道作ってあげる」「フォローに徹する」 父親に聞いた我が家のサポート法

2020.08.07

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ゆきどっぐ
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中学受験は家族一丸となって挑むもの。母親だけでなく、父親だって中学受験をサポートします。今回はこれから中学受験に臨むご家庭やすでに受験を終えたご家庭のお父様方3名に、家庭の教育方針や夫婦間での役割分担、子どもへのフォロー、コロナ禍での対応策についてお話を伺いました。

小6父親「親の人生も大事にしつつ、夫婦で協力して自律した子どもを育てる」

会社役員をしている川島宏輝さん(40歳)は、私立中学校への入学を目指す小学6年生の長男と、小学2年生の長女を育てる父親です。中学受験を考えたきっかけは、妻の麻衣子さんが受験経験者で、中高一貫校で過ごす間に生涯にわたって大切な友だちと出会えた経験からでした。

宏輝さん自身は中学受験に挑戦するも不合格となり、公立中学校へ進学。高校受験と大学受験の両方を経験し、学生時代は勉強ばかりで辛かったと振り返ります。

「10代という多感な時期を勉強だけに費やすのはもったいない。周りの友だちから刺激を受け、悩む時間に価値があると思いました」

家族の教育方針は「自律」。子どもが自ら考えて行動するように促しています。

長男が小学4年生から通い出した塾も、家庭の教育方針と合致していました。受験勉強を重視しすぎず、世の中の現象の面白さを学び、生徒が自ら学ぶ姿勢を大切にしているのです。

「長男の将来の夢は、人に役立つモノづくりをすること。塾に楽しそうに通っていて、算数で面白かった問題は私たちにも解いてほしいと持ってきます。真剣にやらないと解けない問題もあるんですよ。それに社会科の暗記問題を出題してほしいと頼まれました。寝る前に30分間、時間を取って口頭でテストしています」

長男との受験生活について楽しそうに話す宏輝さん。コロナ禍においても、塾に行けない間をどのように過ごすか、一緒に考えて進めました。

「勉強とゲームの時間を長男が自分で決めていました。大事なのは本人も納得してスケジュールを組むこと。毎日の時間が自分の将来に繋がっていると理解しているみたいです」

共働きのご夫婦。麻衣子さんは食事の準備や宿題のフォローを、宏輝さんは塾の送り迎えを担当しています。

「送り迎えの時間に塾で起きた出来事を話しています。子どもなりに話題の振り方を、『これはお父さんに』『これはお母さんに』と分けているみたいです」

偏差値の高い学校に行けば安泰という時代ではないからこそ、環境を大事にしたい。中学受験をすることで、一緒に過ごす子どもたちの目標が高くなり、おのずと長男の能力が引き出されることに期待しています。

「子どもには子どもの人生があって、親には親の人生がある。だから妻とは、自分たちのことも大切にしながら、できることを精一杯やろうね、と話しています。学校の説明会のために有休を取るなど、手分けしないといけませんが、苦になることはありません」

コロナ禍で進む中学受験生活。塾の強制力が働かない中で、気が緩む子としっかりとやりきる子で学力に差がでるでしょう。

「結果はどうであれ、やり切ったという手ごたえを持てるように頑張りたいです」

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