ハイスクールラプソディー

YouTube授業で再注目の小島よしおさん 千葉市立稲毛高校 受験勉強で生きた野球部経験

2020.08.13

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中村 千晶
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――2001年から事務所に所属し、07年には「そんなの関係ねぇ!」が流行語になりました。

でも1年後にはブレークもすぎて、周囲の風当たりも強くなって。新しいネタを試してもうまくいかなくて。もともと僕はネタを作るのが得意なタイプではないんです。そんなときに先輩から「お前は明るくていいやつなのが取りえだから、子ども向けにやってみれば」とアドバイスをもらい、11年から子ども向けのライブを始めました。ゴボウの栄養素を並べた「ゴボウの歌」を歌ったり、一人ヒーローショーをやってみたり。だんだんと「おもしろいよ」と評判になって、それがYouTubeの「おっぱっぴー小学校」につながったんだと思います。

――子どもを引きつける授業が本当に上手ですね。

探りながらでしたけどね。はじめは自分のネタを一方通行で見せていたんです。が、だんだん「違うかも」と思った。子どもには参加型がいいんです。ヒーローショーで海水パンツの後ろにバナナを隠しておいて「変身するのにバナナが必要だ! バナナを見つけてくれ!」って舞台をうろちょろすると、子どもたちが「後ろ! 後ろ!」って盛り上がるんですよ。14年のライブの終わりに子どもが「もう終わっちゃうの?」って言ってくれたときは、すごく嬉しかったです。

芸に「教育」という新たな引き出し

――ブレークの波がすぎてもお笑いを諦めず、資格を取ったり、英語を学んだりしてきたのですね。

やってきたことがどれも無駄じゃなかった、という思いはありますね。勉強を一応やってきたので、人にそれを伝えるのは楽しいですし。それに僕は動いているほうが落ち着くんです。休みがたくさんできたとしても、資格を取ったり、講習を受けに行ったりします。英語を勉強したのは10代からずっと「いつか英語が話したい」と言い続けている自分がいやだったからです。このまま行くと死ぬまで「話したい」で終わっちゃう。やれることはやっておかないと、と思った。「留学するか、ネイティブスピーカーとルームシェアするのがいいよ」と聞いて「無料で部屋を貸すから、英語を教えて」という条件で知り合いに紹介してもらいました。2年間くらい一緒に住んで、かなり力がつきました。

――今後の展望は?

自分の芸に「教育」という新たな引き出しを作れればいいなと思っています。「おっぱっぴー小学校」の教科ももっと増やしたいし、まだまだたくさんやりたいことがある。もうひとつ「ピーヤの休日」というYouTubeチャンネルでは、そ学校の授業ではやらないような新しい遊びを作ったりしています。こうした活動を続けて、いずれは全国の小学校で出張授業をしてみたいですね。

小島よしおさん

千葉市立稲毛高等学校
2007年に千葉県の公立高等学校では初となる、併設型中高一貫制共学校となった。英語教育や国際理解教育に力を入れており、03年から6年間「スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール」に指定されていた。卒業生に、AKB48の入山杏奈 、元ラグビー選手の菊池和気などがいる。
【所在地】千葉市美浜区高浜3-1-1
【URL】http://www.inage-h.ed.jp/

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