総合型・学校推薦型選抜に挑む

「AOは料理だ!」 専門塾に聞く総合型・学校推薦型選抜のための準備

2020.08.07

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山下 知子
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上野 創
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今の高校3年生が受ける2021年度入試から始まる総合型選抜(旧AO入試)、学校推薦型選抜(旧推薦入試)。チャレンジしてみたいと思ったら、どんな準備をすればいいのでしょうか。専門塾に聞き、四つの観点にまとめてみました。

自分を知る 

総合型選抜などを実施するほとんどの大学では志望理由書が必須です。総合型選抜専門塾「AOI(アオイ)」の藤原照恭さんは「『一丁目一番地』は自己理解」と言います。

志望理由書を書く際は、大学で何を学びたいのか、なぜその大学でなければならないのか、どういう職業につきたいのかといった「未来」と、その学問分野に興味を持った「過去」とを具体的なエピソードとともにつなげて記す必要があります。常に自問自答すること、そして他人に説明して「突っ込み」を受け、自己理解を深める過程が欠かせません。

 社会を知る 

自分が何を学び、どういった世の中をつくりたいのかを知るためにも、社会課題や時事問題を知っておく必要があります。多くの専門塾では、新聞や雑誌、本を読むことを薦め、様々な分野で活躍する大人の話を聞ける機会を定期的に設けています。

7月初旬、「AOI」横浜日吉校では、三重県の会社社長、野見山勇大さんが「事業承継」について、オンラインでつながった高校生15人を前に話しました。「会社を殺さないための『事業承継』の教科書」(きずな出版)の著書がある野見山さんは、後継者がなく廃業せざるを得ない中小企業が多いこと、そして失われる技術があることを日本の少子化問題と絡めて話しました。AOIの山之口優・広報担当は「こうした経験により、今まで知らなかった社会課題を知り、新たな関心が芽生えたり、関心ある分野の理解が深まったりします。学ぶ意欲をより高めてくれます」と話します。

【文中写真】専門塾の授業
専門塾での社会人による講義。三重県の野見山勇大さんが事業承継について話した=7月、「AOI」横浜日吉校

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