発達凸凹の子の中学受験

天才になれなくても…「好き」は生きる力になる 子どもの興味、見逃さず広げるには

2020.08.21

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なないお
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この春、自閉症スペクトラムの息子が兵庫県の名門・灘中学校に合格したものの、地元の公立中高一貫校に進学したブロガーのなないおさん。発達凸凹の子どもたちの子育てについてつづります。

特別な天才ではないけれど

「発達障害があるなら何か特別な才能があるかも!」。子どもに障害があると、このような声かけをしてくださる方がよくいます。

もちろん発達障害がある人の中には才能を開花させて活躍されている方もいます。過去の偉人や有名人も発達障害だったのではないかとよく言われていますね。

発達障害はできることとできないことの差が大きいのが特徴と言われています。しかし発達障害のある人の大半は、何かの天才という訳ではありません。発達障害がない人にも何かに飛び抜けている人もいればそうでない人もいる。それと同じことかと思っています。ただ、こだわりの強さと好きなことに対しての集中力で並外れた力を発揮する人は多く、その点は有利に働くこともあるかもしれません。

特別な天才ではないかもしれない。その前提で子どもたちに得意なことや好きなことを見つけることに注力してきました。

発達障害があることで人よりもできないことや困ることがどうしても多くなってきます。その中で生きる気力を持ち続けるために、好きなことや得意なことが力になってくれるかもしれないと考えました。

得意なことを生かしてそれを将来につなげている人もいるでしょう。でも、目的はそこではないと考えています。自分の人生を楽しむために、好きなことを見つける、何かに夢中になる経験をする、余暇を楽しめる。ここを見つけてほしいなと思っていました。

なので、好きで夢中になれるのなら、それが人より秀でていなくても、どんなものであっても本人にとっては生きる活力となるはずです。電車でもアニメでもなんでもいいんです。途中で飽きて違うものになったとしても、「好き」を見つける力を培っていければ、きっと生き延びる力になると思います。マニアックなことでも同じ趣味を持つ仲間というのはどこかにいるもので、そういう仲間を見つけることができたらいいなぁと思っています。

なないおさんコラム④イラスト1
娘が書いたイラスト

うちの場合、娘は次々興味を持ってくるのですが、息子はできるだけ何もしたくない人なのでこちらからの誘導が必要でした。何に興味を持つのか、何が得意なのかは、やってみないとわかりません。その機会を可能な範囲で手当たり次第に準備してきました。

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