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解説やコラムも…どんな記事でも要約できる方法とは 読解力アップのコツ教えます

2020.09.09

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関口 修司
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  • 記事のポイントはリード文や本文の第1段落、見出しに含まれている場合が多い。

  • 要約する記事を読み、5W1Hと重要語句(キーワード)をチェック。「特に重要」と「重要」に分け、つなげて2~3文にする。

  • キーワードを捉える読みを意識して続けるだけでも、読解力は着実に伸びる。

キーワード捉える読みを意識、継続して

リード文や第1段落、「見出し」がポイント

気になる記事をスクラップして感想や意見を書くことをお勧めしています。「記事の要約も書くといいですよ」と伝えると、決まり文句のように返ってくるのが「要約は難しい」という言葉です。

それでも要領のよい子は、記事のリード文や本文の第1段落を書き写して、「要約できました!」と報告します。確かに、そこには記事の5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように)に当たる重要な要素が含まれている場合が多いのです。事件・事故をストレートに伝える記事の文章には特徴があり、重要な順に段落が並んでいるのが原則。だから、見出しと最初の段落を読めば、大体分かるわけです。ちなみに新聞の「見出し」は「究極の要約」とも言われ、それだけで記事の内容がある程度分かるように表現が工夫されています。同じ「見出し」でも、週刊誌はむしろ内容を知らせず、読みたくさせるためのもの。全く目的が異なります。

5W1Hと重要語句をチェック、つなげて文章に

でも、どんな記事でも第1段落だけで要約になるかと言えば、そうはいきません。新聞だけでも、解説やコラムなど様々な種類の文章が並んでいます。それでは、どんな記事でもできる要約の仕方はあるのでしょうか。私は次のように指導しています。まず、要約する記事を1度読ませます。このときは、5W1Hに当たる部分をマーカーでチェックします。次に、重要だと思う語句(キーワード)をチェック。2度の読みで、合わせて10~15個の語句を選び出します。さらに、んだ語句を「特に重要」と「重要」に分けます。「特に重要」な語句は、要約の際に必ず使うものと考えてください。

関口コラム4

いよいよ要約です。チェックした語句をつなげ2~3文にします。つなげるためには、本文にある別の言葉もいくつか使いながら文章にします。実際に何度かやってみることをお勧めします。すぐに要約ができるようになる特効薬はないのです。最初の2、3回はキーワードを拾い出すだけでも十分。回を重ねるうちに、より良い要約に近づきます。そのうち、文字数の調節もできるようになります。「『そのうち』じゃ困る!」という方には、「週1回3カ月続けるのが目安」と伝えています。

「継続は力なり」。キーワードを捉える読みを意識して続けているだけでも、読解力は着実に伸びるはずです。

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