エデュアお悩み相談室

コロナ禍の受験、母としてすべきことは? 佐藤ママ「嘆くより一つずつ解決を」

2020.08.26

author
佐藤 亮子
Main Image
  • 休校にならなかった学校の生徒をうらやむ必要はない
  • 大学入学共通テストの試行調査の問題を見ておく
  • 合格まで精いっぱいのサポートに徹する

《質問者》
公立高校3年の息子の大学受験が心配です。コロナ禍で長期間、休校になりましたが、近くの私立高はその間も登校しているようでした。大学入学共通テストも初年度で過去問も解けません。いまの私には、息子の健康を守ることくらいしかできないように思います。このような状況下で、母親として何をするべきでしょうか。(宮崎県 高3男子の母)

今号の回答者は「佐藤ママ」

《回答》嘆くより一つずつ解決しましょう

今年は思いもかけない状況になりましたが、ため息をつくのはやめて、心配ごとの解決策を一つひとつ考えてみましょう。

(1)我が子は公立で休校、私立の子は登校という件:高3になると、学校のあるなしは関係ありません。休校なら自分のペースで勉強できます。学校で習えば覚えるわけではないので、私立の子をうらやましく思う必要はありません。そもそも、ないものねだりは意味がなく、授業がない間、理解不足の項目を強化すればいいだけのことです。

(2)大学入学共通テストの過去問がない件:確かに過去問はありませんが、2017年度と18年度に実施された試行調査は、全教科が大学入試センターのウェブサイトで公開されています。ご覧になりましたか? これを見ないで「過去問がない」と嘆くのは早計です。これまでのセンター試験と比較すると、出題内容は大きく変わっていませんが、かなり「活字の量が多い」ことに気がつきます。問題文の日本語が長いのです。そのうえ、グラフやイラスト、新聞記事、法律の条文などが資料として出され、会話形式が多用されています。全部の資料を読み込む必要はないのに思わず読んでしまったり、会話の中の解答に必要のない部分に労力を割いたりすると、時間が足りません。多すぎる情報の中から必要なものを瞬時に選ぶ能力が試されるということです。日本語を速く読む力が、ほとんどの教科でこれまで以上に求められています。まとめると、「共通テスト=センター試験+日本語の読解力」です。迷わず、センター試験の過去問を必死でやることをお勧めします。

新着記事