コロナでどうなる大学入試

灘高に届いた「センター試験 受験案内」にあきれる受験生 先生が気づいたもう一つの「不備」とは……

2020.09.08

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上野 創
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山下 知子
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灘中学・高校で英語を教える木村達哉教諭が9月3日、自身のブログで「文科省の皆さんへ」と題し、「恥ずかしくないですか?」「本当に情けない」などの言葉を使い、辛口の文章を公開しました。大学入試センター試験にかわる大学入学共通テストの出願について、「不備」を指摘しています。(写真は灘高に届いた段ボール箱。「令和3年 大学入試センター試験 受験案内」と印刷されていた=木村達哉教諭提供)

第1日程か第2日程かを書く欄が願書にない 

共通テストの出願は、開始が9月28日に迫っていて、全国の高校には願書が届いているようです。

木村さんが「不備」としてまず指摘したのは、受験生が記入する志願票に「第1日程」(来年1月16、17日)を受験するのか、「第2日程」(同30、31日)なのかを書く欄がないこと。

ブログで木村さんは「第1日程と第2日程の申請は個人で行うんでしたよね? なのに願書のどこにもそれを書く欄がありません。これは不備です」と書きました(木村さんのブログはこちら)。

ウェブで公開されている志願票を見てみると、確かに、受験生が書く欄は設けてありません。

大学入試センターが発行した「令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト志願票及び訂正届の取りまとめ要領」(取りまとめ要領はこちら)によると、どちらの日程で受験するかは、受験生が記入するのではなく、高校が取りまとめて、入試センターに発送するときに仕分けする、という決まりになっています。具体的には、生徒が書いた志願票を第1、第2日程ごとに束にし、それぞれの一番上に「志願票総括表」を置いて封筒に入れます。この「総括表」には、二つの日程が書いてあり、どちらかに○(マル)をする、という仕組みです。

【文中写真】スライド
大学入試センターが公開したスライドでは、高校がとりまとめる「志願票総括表」に第1日程か第2日程かを選ぶよう指示されている

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