国語のチカラ ~「読み、書き、表現」アップの鉄則~

理由・原因を問う問題の解き方は? 原因と結果の関係をつかもう!

2020.09.14

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南雲 ゆりか
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国語の読解問題には、大きく分けて「どういうこと」かを説明させる「説明型」と、「なぜか」を問う「理由・原因型」とがあります。
前回ご紹介した「説明型」に続き、今回は「理由・原因型」の問題の解き方や因果関係の探し方などについてお話ししたいと思います。

原因と結果の関係を理解する

「理由・原因型」の問題とは、素材文のある部分について、どうしてそうなったかを説明したり、筆者の考えの根拠を挙げたりする問題です。「結果」に傍線を引き、「理由」や「原因」を素材文の中から探させます。(「理由」と「原因」には、厳密には違いがありますが、中学受験の国語ではひとつのくくりにして扱います)

たとえば、「彼は毎日、長時間勉強している。」という部分について「なぜか」と問う問題です。「入学試験が近づいているから。」「勉強家の親友に影響されたから。」など、素材文から原因や理由を探し出して答えます。国語のテストでは、理由や原因を記述するときは「~から。」で書き終えるのが一般的です。書きぬき問題の場合も、「~からです。」などではなく、「~から」までを書きぬきます。

たくさんの情報が詰まっている文章の中から、原因として最も適切な部分を見つけるには、「原因と結果」を結びつけて理解する力が必要です。

小学校では、5、6年生の「原因と結果の関係」という項目で、基本的なことを学びます。「因果関係」を判断するポイントを挙げてみましょう。

因果関係を把握するポイント

問題を見てください。

国語のチカラ ~「読み、書き、表現」アップの鉄則~

○「だから」「そこで」「そのため」などの順接の接続語に注目する

 ①は「そのため」という順接の接続語が使われているのですぐにわかりますね。「そのため」の前が「原因」、後が「結果」です。ほかにも「だから」「そこで」「したがって」のような順接の接続語が使われていれば、そこに因果関係が成立しています。

○「~ので」「~から」「~ため」など、原因や理由を表す言葉に注目する

②は、「日本に田を含む名字がたくさんある」理由を、「昔から田で作るコメが社会の基本になっていたから」と述べています。「~から」以外にも「~ので」「~ため」なども理由や原因を表すときに使われます。

このほか、「彼は学校を休んだ。風邪を引いたのだ。」のように、「~のだ」で理由や原因を表すこともあります。

このように、ヒントになる言葉が入っていれば、内容が難しくても原因や理由を見つけやすくなります。それでは、こうした言葉が入っていない場合はどうすればよいでしょうか。

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