学習と健康・成長

ゲームは集中力やチームワークを高める? トラブル防ぐポイントは 保護者の関わり方は

2020.09.24

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有馬 ゆえ
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家で過ごす時間が増え、子どものゲーム時間が増えたことを心配する保護者もいるかもしれません。しかし、ゲームのオンライン家庭教師「ゲムトレ」を展開する小幡和輝さんは、「ゲームは子どもにさまざまなメリットをもたらす」と話します。家庭での上手なゲームの取り入れ方、保護者の関わり方と併せてお聞きしました。

Kazuki_Obata

話を伺った人

小幡和輝さん

株式会社ゲムトレ 代表取締役社長

(おばた・かずき)1994年、和歌山県生まれ。小・中の約10年間を占める不登校時代は、毎日10時間プレーしていたゲームを通じて社会との接点を持つ。高校3年で起業。地方創生、不登校支援などに取り組み、2019年にゲームのオンライン家庭教師「ゲムトレ」を立ち上げ。著書に「ゲームは人生の役に立つ。~生かすも殺すもあなた次第」(エッセンシャル出版社)など。

ゲーム好きの子どもは公園ではなくオンライン空間に集まって遊ぶ

――休校期間、ゲーム三昧の日々を送った子どもは少なくないようです。ゲームへの依存を心配する保護者もいますが、小幡さんはこの状況をどう見ていますか?

僕は、ゲームをたくさんプレーすること自体は悪くないという立場です。囲碁や将棋と同様に、最近のゲームは頭脳プレーが求められる。それなのに、ゲームだけがネガティブに見られるのはおかしいなと感じます。

ただ、一人きりで暇つぶしに漫然とゲームをし続けるのはおすすめできません。仲のいい友だちとオンラインとつながってコミュニケーションしたり、目標を持ち競技として取り組んだりするのならば、問題ないのではないでしょうか。

――友だちとのコミュニケーション不足も問題視されているなか、ゲームはむしろポジティブに働いているのかもしれないのですね。

最近子どもに人気のタイトルは、ユーザー同士がオンラインでつながってプレーするゲームが多い。ゲームの好きな子どもたちは、公園に集まってドッヂボールをする感覚で、オンラインゲーム内に集まって一緒に遊んでいるんです。

特に携帯電話やスマートフォンを持たない子どもにとっては、オンラインゲームが大事なコミュニケーションツールになっている気がします。メールやLINE、Twitterのように、チャットやボイスチャットで交流しているんです。

WHOが国際疾患とした「ゲーム障害」は、ゲームをする時間や頻度を自ら制御できないなどの状態が1年以上続き、社会生活に重大な支障が出ている状態を指すもの。依存にあたるかどうかは、生活リズムや人間関係などが健やかに保たれているかどうかで決まるのです。

コロナ禍ではむしろ、WHOは外出自粛や感染予防をうながすため、ゲーム空間での交流を推奨する「#PlayApartTogether」「#離れていっしょに遊ぼう」というキャンペーンをゲーム会社とともに行っています。

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