子どものお金教育

株価の仕組みはどう教える? 子どもへの経済・金融教育のポイントは 東証に聞く

2020.10.01

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南澤 悠佳
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経済や金融に関する内容は、中学校の社会科(公民的分野)でも学習するものの、いまひとつその内容を理解しづらいもの。そんな中、東京証券取引所(以下、東証)では、イラストやアニメーションを用いて経済・金融の仕組みを伝える「なるほど!東証経済教室」の運営や社員による出張授業など、子ども向けの取り組みを数多く行っています。今回は東証の担当者にこれらの取り組みの経緯や、家庭で子どもに経済や金融について教える際のポイントを聞きました。

Tosho

話を聞いた人

東京証券取引所 

金融リテラシーサポート部

JPX(日本取引所グループ)の一員として、日本人一人ひとりの金融リテラシー向上を目指し活動。小学校高学年から社会人まで、幅広い年齢層に対し、金融経済の知識に親しんでもらえるよう、セミナーやWebサイトなどを通じて取り組んでいる。学校に対しては、教材やオンライン授業、教員向けセミナーなどを提供している。親子で学べる経済教室も好評で、今後も企画を進めていく。

子どもが経済、金融を学ぶことで身につく力とは

――東証で子ども向けに経済・金融について教えているのは、どうしてなのでしょう?

東証では多様な年代層に資産形成を促す活動をしていますが、次世代を担う子どもたちが経済や金融に対する理解を深めることは、その子たちの未来につながると考えたからです。

もちろん、これらの内容は学校でも教えていますが、教員の方でも苦手意識を持っていることも。そこで経済や金融に関する学習をサポートするため、30年以上前からこうした取り組みに力を注いでいます。

――経済や金融について知ることが、なぜ子どもたちの未来につながるのでしょう?

自分にとってより良い選択をし続けながら人生を切り開くには、自ら学び、多様な視点から自分自身で判断する力を身につけることが欠かせないからです。

たとえば、株式を通して会社や社会の動きに興味を持つと、「この会社は何をしている会社なんだろう?」「どうしてこの会社は順調なんだろう?」と調べようとしますよね。

そうすると、知識習得や情報収集の機会を増やすことで視野が広がります。さらに、その集めた情報を元に自分で考え、「こういうことだろう」と判断できるようにもなるでしょう。

自分で納得して選択することができるようになることは、今後の人生で何かを決めるときに大きな力になると考えています。

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