学習と健康・成長

本田圭佑によるオンライン校の学びとは 運営会社「NowDo」の鈴木良介副社長に聞く

2020.10.20

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阿部 花恵
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「月額1ドルで好きなだけ遊べる、中高生のためのオンラインスクール」というコピーとともに、2020年7月に新設した「NowDo」。サッカー元日本代表の本田圭佑さんが立ち上げたオンラインスクールとしても知られています。なぜスクールを立ち上げたのか、利用者はどんな学びを得られているのか。本田圭佑さんと共にNowDoを立ち上げたNowDo株式会社取締役副社長兼COOの鈴木良介さんと、地方在住で実際に講義を受けている中学1年生の小田航さんに伺いました。

10代は世界が広がる学びの季節

――メインターゲットは中高生ですが、なぜこの世代を対象に?

学びの段階として、中高生、つまり10代はすごく重要なステージだと考えています。僕も本田も、10代の頃はサッカーにしか興味がなく、全力でのめり込んでいました。でも、振り返ってみると、「10代のあの時期に、もっといろんなことを学べばよかった」という後悔を共通して持っているんです。

もちろん、10代でサッカーに打ち込んだからこそ今の自分がある。しかし、サッカー以外の学びを積極的に吸収していても今の自分は揺らがなかっただろうし、もっと人生にプラスにできたのでは、という思いもあるんです。

小学生だとまだ幼いし、大学生になると自分の興味・関心がある分野がある程度固まってしまう。そういう意味でも、大人とほぼ同じ語彙力で会話ができて、視野が広がる中高生という世代にこそ一番リーチしていく必要性がある、と考えてターゲットを絞りました。

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――支払いを「円」ではなく「ドル」にした理由は?

日本だけではなく海外にも目を向けてほしいと思ったからです。「1ドルって何円なんだ?」って調べるじゃないですか。そこから海外に目を向けるきっかけになればうれしい。

本来であれば、子どもたちからお金をたくさん取ることはしたくないのですが、何かを学ぶために無償なのも少し違う。お金を払って学ぶことは、自分に投資することです。お金を払うことで、学ぶ意欲や向上心を意識的に持ってもらう。でも、経済状況に負担をかけない金額にしたい。そんな思いを込めて、1ドルという価格設定にしました。

講義以上に盛り上がる、中高生限定コミュニティ

――中高生なら無料で参加できるコミュニティがあるそうですが、どんな使われ方をしているのでしょう。

NowDoの中高生限定オンラインコミュニティを「Discord」というサービスを使って運営しているですが、こちらはある意味、講義以上に盛り上がっています。僕たち管理者がいろんな提案をしたのは最初だけで、あとは子どもたち主導で「筋トレ部」「町おこし部」というコミュニティがどんどん立ち上がって驚きました。

中高生って、僕たち大人が思っている以上にバイタリティがあるんだな、と日々実感しています。例えば、NowDoを立ち上げた直後に、「メディアを立ち上げて、会社設立を考えている」というアプローチが北海道の中学生たちから来たんです。僕と本田で協力しようと、すぐにオンライン取材を受けました。そんな風に何かをやりたいと取り組んでいる中高生は実はすごく増えています。

10代のうちにやりたいことをちゃんと見つけて、自分なりにアクションしているのは素晴らしいこと。コミュニティの延長線上で、そういう子どもたちとの接点を増やして、何らかの形でサポートしていけたら、と考えています。

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