企業入社難易度ランキング

入るのが難しい「企業入社難易度ランキング2020」 上位300社 トップはあの商社、続く業種は…

2020.11.17

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井沢 秀
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大学入学時の難易度が高い、つまり地頭がよい学生は、就活でどのような企業を志望し、就職しているのだろうか。また、企業はどのようなレベルの大学をターゲットとして採用活動を行い、実際にどんな学生を採用しているのだろうか。これを知るための指標として、大学通信は大学へのアンケート調査で収集している企業別就職者数と、大学入学時の偏差値を組み合わせて、「企業入社難易度」を算出した。入社するのが難しい企業ランキングと言える。大学通信の井沢秀・情報調査・編集部部長が解説する。

学生が目指す人気企業、企業のターゲット大学が一目瞭然

調査対象にしている企業は、日経平均株価指数の採用銘柄や、会社規模、知名度、大学生の人気企業ランキングなどを参考に選んだ419社。民間企業に就職することが少ない医学部と歯学部の単科大学を除いて、すべての大学を対象に毎年、就職者数をアンケート調査している。

ちなみに、東京大など一部の難関大生から人気が高い、マッキンゼー・アンド・カンパニーやボストンコンサルティンググループなどの外資系コンサルティング会社や投資銀行などは、上記の選定条件からはずれるため、調査対象に含まれていない。

大学の偏差値は、駿台予備学校の模試の難易度を使用し、医学部と歯学部を除いた学部の難易度の平均値を取った。

「企業入社難易度」は次の方法で算出した。例えば、ある企業が東京大(難易度69.6)から3人、早稲田大(64.8)から6人、青山学院大(58.3)から3人を採用したとすると、「企業入社難易度」は、(東京大69.6×3人+早稲田大64.8×6人+青山学院大58.3×3人)÷合計採用者数12人=64.375になる。ランキング表では、小数点第2位を四捨五入している。

就職判明者が10人以上の企業を対象にまとめたのが、表の「企業入社難易度ランキング」だ。大学への調査結果なので、各企業のすべての採用者数を網羅しているわけではないが、例年85%以上の判明率となっている。

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