企業入社難易度ランキング

入るのが難しい「企業入社難易度ランキング」上位300社 トップはあの商社、続く業種は…

2020.11.17

author
井沢 秀
Main Image

大学入学時の難易度が高い、つまり地頭がよい学生は、就活でどのような企業を志望し、就職しているのだろうか。また、企業はどのようなレベルの大学をターゲットとして採用活動を行い、実際にどんな学生を採用しているのだろうか。これを知るための指標として、大学通信は大学へのアンケート調査で収集している企業別就職者数と、大学入学時の偏差値を組み合わせて、「企業入社難易度」を算出した。入社するのが難しい企業ランキングと言える。大学通信の井沢秀・情報調査・編集部部長が解説する。

5大商社がベスト15入り、不動産、出版、広告が上位

ランキングを見ていこう。トップは三菱商事で企業入社難易度は64.8。2位は三菱地所、3位は三井物産。商社の企業入社難易度は高く、10位の伊藤忠商事、13位の住友商事、15位の丸紅と、上位15位以内に5大商社がすべてランクインした。5大商社の採用大学は固定され、5社の採用者数ベスト3はすべて、早稲田大、慶應義塾大、東京大で占められている。

商社以外で複数の企業がベスト20に入った業種は、KADOKAWA(4位)、講談社(6位)、集英社(20位)が入った出版、三菱地所(2位)と三井不動産(7位)が入った不動産、博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ(12位)、電通(17位)が入った広告がある。出版は採用人数が少ないため、難易度が高くなる傾向がある。

対照的に採用者が多い製造業のうち、電気機器・電子、機械・機器、鉄鋼・金属、自動車は、ソニー31位、トヨタ自動車110位、日本製鉄123位、日産自動車198位などとなっている。採用者が多いため、大学のすそ野が広いことが要因として考えられる。

同様の傾向は銀行にも見られる。採用者が少ない日本政策投資銀行は8位に入っているが、採用者が多いメガバンクでは、三井住友銀行の38位が最高位で、三菱UFJ銀行82位、みずほFG87位となっている。

(企業入社難易度の算出方法)

就職者数は、各大学へのアンケート調査と企業からのデータを使用した。未回答の大学は掲載していない。また、一部の大学は大学院修了者の人数を含んでいる。慶應義塾大は3人以上の就職者のみ公表。主要419社は、日経平均株価指数の採用銘柄に加え、会社規模や知名度、大学生の人気企業ランキングなどを参考に大学通信が選定した。 難易度は、駿台予備学校・共通テスト模試(合格可能性80%)を使用した。全データから、2部・夜間主コース、医学部医学科、歯学部歯学科、私立大共通テスト利用入試を除いた難易度の平均を学部平均難易度とし、その平均値を各大学の平均難易度とした。ただし、共通テスト利用入試のみの私立大は共通テスト利用入試のデータを使用した。 企業難易度は、大学の平均難易度×その大学からの就職者数を企業ごとに合計し、その企業の就職者数の合計で割り算した。同じ難易度で順位が異なるのは、小数点第2位以下の違いによる。就職者判明数が9人以下の企業と企業数が3社以下の業種は掲載していない。

新着記事