企業入社難易度ランキング

「企業入社難易度ランキング」商社 トップと2位は僅差、3位に急浮上したのは……

2020.12.01

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井沢 秀
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大学入学時の難易度が高い、つまり地頭がよい学生は、就活でどのような企業を志望し、就職しているのだろうか。また、企業はどのようなレベルの大学をターゲットとして採用活動を行い、実際にどんな学生を採用しているのだろうか。これを知るための指標として、大学通信は大学へのアンケート調査で収集している企業別就職者数と、大学入学時の偏差値を組み合わせて、「企業入社難易度」を算出した。業種ごとに入るのが難しい企業をランキングし、併せてその業種にどの大学が強いのかを見ていく。今回は学生の人気が高い商社編。大学通信の井沢秀・情報調査・編集部部長が解説する。

三菱商事に僅差の三井物産。伊藤忠商事が急上昇

まずは商社の入社難易度から見ていこう。ランキング表には、難易度が53以上の上位11社を掲載した。商社のハードルは高く、全国に800校近くある大学で、1人でも上位11社の商社に就職者がいたのは95大学。商社に就職できる大学は限定的といえる。

入社難易度の上位5位までは、5大商社が占めた。その中でも1位の三菱商事は狭き門だ。採用大学は21大学と少なく、採用数が多い大学は慶應義塾大(30人)、早稲田大(28人)、東京大(18人)、京都大(11人)と、国立と私立のトップ4大学で全体の73%を占める。

2位の三井物産は、三菱商事との難易度の差は0.6とわずかだが、採用大学の裾野はやや広く、27大学から入っている。前出の4大学からは76人、占有率は63%で三菱商事より10ポイント低い。

3位の伊藤忠商事は、10年前の入社難易度は5大商社で一番下だったが、業績の伸びに合わせるように上がった。時価総額では今年6月段階で三菱商事を上回っている。

前出の4大学の占有率で見ると、伊藤忠商事42%、住友商事46%、丸紅43%となっている。5大商社に続く2社は、双日(25%)、豊田通商(14%)で、この2社以外はひと桁。やはり、5大商社と呼ばれるゆえんが分かる。

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