企業入社難易度ランキング

「企業入社難易度ランキング」通信・コンサル・旅行・サービス 1位はあのシンクタンク

2020.12.08

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井沢 秀
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大学入学時の難易度が高い、つまり地頭がよい学生は、就活でどのような企業を志望し、就職しているのだろうか。また、企業はどのようなレベルの大学をターゲットとして採用活動を行い、実際にどんな学生を採用しているのだろうか。これを知るための指標として、大学通信は大学へのアンケート調査で収集している企業別就職者数と、大学入学時の偏差値を組み合わせて、「企業入社難易度」を算出した。業種ごとに入るのが難しい企業をランキングし、併せてその業種にどの大学が強いのかを見ていく。今回は、通信・コンサル・旅行・サービス編。大学通信の井沢秀・情報調査・編集部部長が解説する。

シンクタンクやコンサルが上位

今回は、学生に人気の高い通信、コンサル、旅行、サービスの企業入社難易度を取り上げる。コンサルの分野にはコンサルティングやシンクタンク、サービスにはレジャー、ゲーム、ホテル、システム・ソフトなどを含み、幅広い。

トップは野村総合研究所で、全業種を対象とした総合順位でも16位。最大手のシンクタンクで、コンサルティングとITソリューションが事業の柱である。採用数が多い大学のベスト3は、早稲田大(56人)、慶應義塾大(47人)、東京大(37人)。システム開発・運用が事業の中心のため、理系の人材が求められ、4位の東京工業大(27人)や5位の東京理科大(22人)からも採用が多い。採用判明数は370人と比較的多いが、採用した大学は46大学にとどまる。大学の偏差値が55以下は6大学のみで、そのうち複数の就職者がいるのは九州工業大で3人。

2位はコンサルティング会社のアクセンチュア。コンサルティング会社は、自分の力を発揮でき、成長できるところとして、難関大の学生から人気が高い。採用判明数は483人と多く、トップ3は、慶應義塾大(62人)、早稲田大(49人)、東京大(38人)で、野村総研と順位は違うが、同じ顔ぶれだ。以下、京都大(30人)、大阪大(23人)、上智大と東京理科大(各16人)、明治大(13人)が続く。

アクセンチュアをはじめ、外資系コンサルティング会社の人気は高い。大学通信では、調査対象としている419社のほかに、各大学の就職者が多い上位50社を聞いている。この中には、419社の選定条件から外れるため、調査対象に入っていないコンサルティング会社がいくつかある。判明分で紹介すると、採用が多い大学は、PwCコンサルティングが慶應義塾大(51人)、早稲田大(40人)、東京大(30人)、京都大(12人)、上智大(11人)。デロイトトーマツコンサルティングは慶應義塾大(39人)、早稲田大(28人)、東京大(22人)、京都大(10人)。マッキンゼーは東京大(16人)、ボストンコンサルティングは東京大(6人)などとなっている。

3位のNTTデータは、システム開発の提案から運用・保守までの全工程を一貫して請け負うシステムインテグレーション(SI)を主な事業とする。理系学生からの人気が高く、採用数が多い大学は、早稲田大(76人)、慶應義塾大(47人)、東京大(23人)、明治大(19人)、東京理科大(16人)など。東京工業大は意外に少なく12人。

通信衛星による情報サービスを提供するスカパーJSATが4位。千葉大(8人)、早稲田大(5人)、青山学院大(3人)など関東の大学を中心に採用しており、関東以外は九州大の2人のみ。5位のKDDIの採用数上位大学は、早稲田大(27人)、慶應義塾大(26人)、京都大(14人)、上智大(13人)などとなっている。

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