コロナ時代の塾活用法

オンライン授業主体で私立中入試を突破 「中学生社長」加藤路瑛さんの勉強法

2020.12.09

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葉山 梢
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12歳で起業し、「中学生社長」として知られる加藤路瑛(じえい)さん(14)は塾に通わず私立中学に合格しました。塾の集団授業が合わず、自分に合うやり方を模索してたどり着いた方法だったという加藤さんの学習法とは――。

より良い環境を求めN中等部へ

難しかったのは志望校選びだ。塾のアドバイスがないため、ネット上の情報や知人の口コミが頼り。めぼしいところは見学に行き、校風は自由か、記述が苦手な路瑛さんに合う入試の内容か、といった点を重視して絞り込んだ。「息子のマイペースさが進学先で認められるか。学校選びは難しく、かなり悩みました」(咲都美さん)

結局、首都圏の6校を受験することにし、3校に合格した。都内の私立中に入学したが、その後起業し、より良い環境を求めて昨年9月に退学した。

現在はネットで授業を受けられる角川ドワンゴ学園の「N中等部」に入り、週1回通っている。普段は自宅で5教科やプログラミング、コンサルティングの授業動画を見て、問題集を解いて学んでいる。路瑛さんは「静かな環境の中、自分のペースで学習を進められる。好きなゲームや起業の話ができる友人もできた」と満足そうだ。

起業した会社では、感覚過敏について多くの人に知ってもらうためのサービスや商品開発に取り組んでいる。「仕事で海外の人とメールでやり取りすることもあるし、英語の論文も読みたい。もっと勉強しないとヤバいと思うようになった」と路瑛さん。中学受験の勉強は自分のためになるという確信が持てなかったが、「今は目標があって勉強している。目標があるっていいなと思う」と話す。

咲都美さんも「息子は企業の社長として活動するなかで、学校ではできないことを経験させてもらっている。勉強は本人が必要性を感じてからでもいいと思えるようになった」と路瑛さんを見守っている。

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