ハイスクールラプソディー

芸人・絵本作家の西野亮廣さん 兵庫県立川西緑台高校 運動場にこっそり立てたツリー

2020.12.10

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橋爪 玲子
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高校生活で思い出に残っていることは?

時効だと思うので言いますが、僕の高校では12月25日が2学期の終業式なんですよ。クリスマスが終業式なのはいいなと。12月に入ると、友達が僕の家に集まって、12月24日の夜に学校に忍び込んで運動場のど真ん中にクリスマスツリーを立てるという相談をしていました。

それを毎年やってたんですよ。もしも大人に見つかったらどうやって逃げるかを考えたり、まあまあ大きい木なのでワイヤーを張って倒れないようにしたり。先生も気づいていて、終業式で絶対に言われるんですよ。「木のクリスマスツリーを学校に忍び込んで立てているやつがいるけれど、心当たりがあるやつはちゃんと片付けておけ」って。全校生徒もみんな僕たちがやったことを知っていました。

僕がしゃべるより同級生に聞いてもらうほうがもっと当時のことが浮き彫りになるような気がします(笑)。友達とはいまだに仲が良くて、いまも半年に1回は同窓会をやってますね。僕、なんか文化祭みたいなノリが非常に好きで。今となにも変わっていないです。

高校時代の西野さん(本人提供)
高校時代の西野さん(本人提供)

「えんとつ町のプペル」は夢を信じることがテーマになっていますね。

夢をかなえようと思ったときに必要な条件があるなと思っています。「やめとけ」って止めようとしたり、バカにしたり、夢を壊しにくる人がいるじゃないですか。そういう人に寄り添わないとだめですよね。

この世界に入ってから、僕自身が日本中からいろんなことを言われました。僕が絵本作家になろうが、ひな壇をやめようが、「ディズニーを超える」と言おうが、なんでいちいち口をはさんでくるのかが初めは分からなかったです。それが理解できたのは、実はだいぶ後のことです。そっか、みんなどこかで「こうなりたい」っていう姿に対して折り合いをつけてきたからだ、と。たとえば家庭をもったからアイドルは難しいとか、自分の体格じゃメジャーリーガーは無理だなとか、夢に折り合いをつけてあきらめていた。

それにもかかわらず、僕だけが折り合いをつけず、夢を捨てずにいて、もしその夢がかなってしまったら、「あのときに夢を捨てた自分の判断は間違いだった」ってなっちゃう。僕が夢を持っている間はかなう可能性がずっとあるわけで、それって夢を捨てた人たちにとっては脅威。だから攻撃するんだって。でもこの人たちに応援してもらわなければいけないから、この人たちを自分がやり返したって仕方がない。その人たちの痛みにもちゃんと寄り添おうと思っています。

西野亮廣さん 兵庫県立川西緑台高校 運動場にクリスマスツリー 文化祭ノリが好き

兵庫県立川西緑台高等学校

兵庫県川西市にある県立高校。1969年開校。通称は、「緑高(りょっこう)」。大学・研究所での体験学習や大学との連携による特別講義、講演会などの特色ある行事を実施。卒業生は国立大をはじめ、「関関同立」といわれる関西の難関私立大にも多数進学。

【所在地】兵庫県川西市向陽台1-8

西野亮廣さん 兵庫県立川西緑台高校 運動場にクリスマスツリー 文化祭ノリが好き

『映画 えんとつ町のプペル』2020年12月25日(金)より全国公開
制作総指揮・原作・脚本 西野亮廣

いつも厚い煙に覆われ、空を見あげることを忘れた「えんとつ町」を舞台に、星を信じる少年ルビッチと、ハロウィンの夜にゴミから生まれたゴミ人間プペルが「星を見つける旅」へと出る。もう一歩踏み出したいすべての人に贈る、感動の冒険物語。
公式サイトはこちら

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