企業入社難易度ランキング

「企業入社難易度ランキング」銀行・証券・保険 メガバンクのトップは三井住友、東大が強い金融機関は

2021.01.05

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井沢 秀
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大学入学時の難易度が高い、つまり地頭がよい学生は、就活でどのような企業を志望し、また企業は実際にどのような大学の学生を採用しているのか。大学通信は大学へのアンケート調査で収集している企業別就職者数と、大学入学時の偏差値を組み合わせて、「企業入社難易度」を算出した。業種別の今回は銀行・証券・保険。大学通信の井沢秀・情報調査・編集部部長が解説する。

政府系金融機関が難関大の学生に人気

新卒の採用が減ったメガバンクを中心に銀行の人気は下がっているものの、文系の学生を中心に、金融が就活の大きな受け皿であることに変わりはない。

入社難易度ランキングのトップは、政府系金融機関の日本政策投資銀行。すべての業種を含めた総合ランキングでも8位だ。採用が多い大学は、慶應義塾大(14人)、東京大(12人)、早稲田大(7人)。

5位の日本銀行の採用が多い大学も東京大(18人)、慶應義塾大(17人)、早稲田大(12人)。東京大は、民間の銀行でベスト3に入ることはないが、優秀な学生の選考となるこの2行に強い。

この2行は、特定の女子大から採用していることも特徴で、日本政策投資銀行は、聖心女子大が5位の4人、東京女子大が2人。日本銀行は、東京女子大が4位の6人、聖心女子大と津田塾大が5位の各4人などとなっている。

政府系金融機関の難易度は高く、8位に商工組合中央金庫が入っている。

2位は3大メガバンクの三井住友銀行。外資系投資銀行などに比べると、課される業務量や給料が違うため、メガバンクは東京大や京都大など、難関大の学生の人気は下がっている。それでも、三井住友銀行の難易度は61.4で、総合順位は38位。採用者が多いのは慶應義塾大(66人)、早稲田大(65人)、大阪大(39人)、神戸大(37人)、京都大(33人)など。旧住友銀行の本店が大阪ということもあり、近畿の難関国立大が多くランクインした。

メガバンクでは、9位の三菱UFJ銀行も地域性が見られる。採用者が多いのは慶應義塾大(65人)、早稲田大(50人)、一橋大(22人)などだが、母体行の一つである旧東海銀行が名古屋を拠点としたことから、名古屋大(15人)や南山大(9人)の採用数も多い。ちなみにこの2大学は、他のメガバンクの採用数上位には出てこない。

11位のみずほFGは、慶應義塾大(59人)、早稲田大(54人)、同志社大(29人)、立命館大(26人)など、上位を私立総合大学が占め、国公立大の最多は13人の大阪大と神戸大。

3大メガバンクは、一般職の削減に伴い、女子大の採用が減少している。三菱UFJ銀行の採用が多い日本女子大(8人)、東京女子大(7人)、白百合女子大(5人)の2015年の採用数は、日本女子大が37人、東京女子大が17人、白百合女子大が18人だった。2人以上の採用があった女子大は、みずほFGが津田塾大(3人)、東京女子大(2人)、日本女子大(2人)で、三井住友銀行は1人の採用が2大学だけだった。

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