早生まれに負けない子育て

早生まれ「気にしないというスタンスが大事」 佐藤ママに聞く育て方

2021.01.14

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斉藤 純江
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4人の子を東大理Ⅲに入れた「佐藤ママ」こと佐藤亮子さんは、2人の子が早生まれだったそうです。早生まれの子の育て方のコツを聞きました。

佐藤亮子

話を聞いた人

佐藤亮子

浜学園アドバイザー

さとう・りょうこ/3 男1 女を東大理Ⅲに合格させた子育て方法が話題に。著書に「受験は母親が9割」など。

助走期間を長くしてあげる

わが家は次男が3月30日、三男が2月22日生まれです。次男の出産が近づいて、どうやら3月末の早生まれになりそうとわかった時、私は無事に生まれてくれることだけを願っていました。しかし、私の母は「とにかく4月2日以降に産まないと」と心配そうに言うのです。3月30日に生まれたら、母は「この子は早生まれで一生苦労するかも。学校に入ったら大変よ」と、孫の行く末を真剣に心配していました。

確かに、同じ学年でも、4月2日に生まれた子とは約1年の差があります。早生まれの子は小さくて幼い面があるのも当然でしょう。早生まれになってしまったことはどうしようもないので、そのことを踏まえてどう育てようかと考え、早生まれだからこそ「何事も半年早く始めればいい」と考えることにしました。

たとえば幼児教室に通い始めるタイミングについて、早生まれの子を持つ親の多くは「うちの子は小さいから、ほかの子より少し遅く入れよう」と考えます。けれど、これは実は逆なのです。4月生まれの子も3月生まれの子も小学校に入学すると同時に同じ勉強を始めます。小学校の授業は生まれ月に関係なく進みますから、ついていけないことを早生まれのせいにはできません。しかし、やはり何カ月も遅く生まれていますから、小1くらいまではそれなりに幼い部分もあります。

子どもが習い事や幼児教室を始める時は、慣れて軌道に乗るまでの「助走期間」が必要です。早生まれの子は、この助走期間を長くしてあげることで、ほかの子と同じことができるようになります。もちろん、最初のうちはうまくできないことが多いでしょう。そこで親は温かく見守ることが大切です。早生まれの子は何ごとも早めに始めて、ゆっくりとできるようになるのを見守り、小学校入学までには足並みをそろえられるように育てることです。

我が家の長男は、1歳半で公文式を始めました。年子の次男も教室に連れていったところ、長男に近寄って一緒にやりたがったので、次男は0歳8カ月から始めることにしました。最初のうちは紙に鉛筆で殴り書きをするだけでしたが、早く始めたことで、ゆっくり育てることができ、早生まれの子こそ早く始めるのがコツだと思いました。

早生まれとなる月に生まれたことを気にするのではなく、まずは無事生まれてきてくれたことに感謝しましょう。そのうえで、学年は4月2日から始まると決まっているのですから、それに合わせて育てればいいのです。何でも半年早く始めれば、親も子も落ち着きます。ただし、体を使うものは、体が小さかったり、関節の成長が不十分だったりして、あまり早く始めないほうがいいこともあります。そこは子どもの様子を見ながら対応しましょう。

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