コロナでどうなる大学入試

家庭での感染予防にピリピリ 娘の大学受験目前、夫婦で衝突も

2021.01.13

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EduA編集部
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東京圏で緊急事態宣言が発令されるなか、受験生と家族は新型コロナウイルスの感染の不安をつのらせています。家庭での予防対策はどこまですべきか。家族間でも考えや感じ方の違いもあるなか、大学受験を控えた私立高生の娘がいる母親に話を聞きました。

家でもマスク、食事は2メートル間隔、夫とは衝突

――家での感染予防はどうしていますか?

年明けから、家でも不織布のマスクをしています。共通テストの当日から逆算して、そうしました。食事は、娘と私は同じ時間に食べますが、リビングの端と端に座って2メートル以上、離れています。これまで通り、食べながら会話はするけれど、なるべく娘の方を向いてしゃべらないように気を配っています。夫は、時間をずらして1人で食べてもらっています。

除菌シートとスプレーを使って、テーブルやドアノブなど、こまめに除菌をしています。外出は私もなるべく避けているけれど、どうしても必要な場合は、帰宅後にまずシャワーを浴び、着ていたものは除菌スプレーをかけたり、洗濯機に入れたり。12月までは娘も予備校へ行っていたので同じようにしていました。筆箱やノートも、帰宅直後に除菌。プリントはふやけちゃって、さすがにやめましたが。

私が買ってきた食品も、除菌シートで拭いてから冷蔵庫へ入れています。大量の除菌シートがゴミとして出るので、なんだか罪悪感がわきますね。

緊急事態宣言の後は、食べ物や除菌グッズを多めに買ってストックしました。ものが店頭から無くなる不安からではなく、なるべく買い物をせずに済むようにという理由です。

文科省が昨年12月18日に公表した「受験生の皆さんへ 感染防止のための注意事項」の一部
文科省が昨年12月18日に公表した「受験生の皆さんへ 感染防止のための注意事項」の一部

――本人や夫の反応は?

娘はとにかく本番に向けて勉強時間を確保したいので、外出できなくても、私が除菌しまくっていても、あまり気にしていません。時間を惜しんで入試の準備をしています。

問題は私と感覚が違う夫ですね。「そこまでしなくていい」と言うので、何度かぶつかりました。夫は毎日、電車で通勤しているから、私としてはやっぱり心配になります。緊急事態宣言を受けて、もしリモートワークになっても、なるべくリビングには入らず、自分の部屋で過ごしてねと伝えました。

夫には、家の中でのマスクも、帰宅後のシャワーも、触ったところの除菌も、「とにかく受験が終わるまでは我慢して」と言って渋々ながら従ってもらっています。

外でのスポーツが好きな人ですが、控えてもらっていますし、出勤後は夫の部屋の窓を全開にして換気をしています。「ご飯は運ぶから自分の部屋で食べて」と言ったら、さすがに拒否されましたけど。

文部科学省が受験生向けに「感染防止のための注意事項」を出していて、学校から情報提供されました。家庭内では「家族での食事でも距離を取る」といった注意点が書いてあり、体調がよくない家族がいる場合は「同室で部屋や睡眠をとらない」「家族での会話もマスクを」などと書かれています。夫にそれを見せて、納得してもらっています。

私は年明けから仕事を休むことにしていたけれど、緊急事態宣言の後、リモートになったから結果的に休まずに続けています。夫にも、リモートに切り替えられないならば試験前の1週間は会社を休んでほしいけれど、「そこまでは無理だよ」という答えでした。

最近、試験当日をどうしようかと夫婦で話しました。マスクは2枚重ねの方がいいのかなとか。

いまはとにかく、無事に共通テストが終わってほしい、それだけです。でも、その後も私立大の試験会場で感染しないか、本命の国立大の二次試験を無事に受けられるか、神経をとがらせる日々は続くだろうなと思いますが。

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