早生まれに負けない子育て

高田万由子さん「子育ては攻めなきゃ」 早生まれは意識せず

2021.01.18

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葉山 梢
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やる気を引き出す魔法の言葉とは

もう一つは計算です。そろばんをやっていたおかげで暗算が速く、算数の成績が良かったんです。先ほどの同級生は算数も得意だったので、こちらも競い合っていました。

先を行く子に「勝ちたい」と思って食らいついていったからでしょうか。幼いころに感じた差は、いつの間にか全くなくなっていました。負けず嫌いな性格がうまく働いたと思っています。

(高田万由子さん=2020年12月、岸本絢撮影)
(高田万由子さん=2020年12月、岸本絢撮影)

他の子ができることができなくて「負けた」と思うのではなく、「勝ちたい」という気持ちをどう引っ張り出すか。それは育てる側次第だと思います。「なんでできないの?」ではなく、得意なことを伸ばすのです。周りの大人が、その子の得意なことを見つけ、ほめて伸ばすことが大切ではないのでしょうか。「すごいね!」「よくできたね!」は子どもたちにとってやる気を引き出す魔法の言葉です。

意識すれば、いいところがいくつも見つかるはずです。ママ友に聞いてみるのもいいかもしれませんね。実は、うちの息子の足の速さは、他のお母さんに言われて気がついたんです。「本当だ。うちの息子、足が速い!」って。

一方、娘は本を読むのが好きで読み書きを覚えるのも早く、幼いころから遅れを感じることは全くありませんでした。いまは21歳で日本の大学3年生に当たりますが、イギリスの大学に通っているため間もなく卒業します。同学年のなかで社会人としてのスタートを早く切ることができれば、より早く働く経験ができますし、早生まれはとってもお得ではないかなと思っています。

「早生まれは不利」というデータがあるなら、親はそれを前提にして育てればいいだけのことです。「うちの子は早生まれだから……」と守りに入ってはダメです。子育ては攻めなきゃ。

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