エデュアお悩み相談室

コロナ禍の入試、頑張った息子にどう接したら? 可能性を信じ、選んだ道を「正解」に

2021.02.17

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清水 章弘
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  • まずは、信じること。「あなたには合格する可能性がある!」と明るい声かけを。
  • 食事や睡眠のケアを。苦しそうな様子があれば「手伝えることはある?」。本人が話してきたら、うなずきながら丁寧に話を聞いて。
  • 残念な結果だった時は全力で共感・共振・共鳴する。「この受験から何を学んだか」と未来に目を向ける。選んだ道を「正解に変える」ことはできる。

《質問者》
息子は国立大が第1志望です。今年の受験生は入試制度改革の迷走と新型コロナウイルスによる休校などに振り回されて気の毒でした。これまでの成果を発揮してもらうため、親として直前や当日にどんな態度で接したらいいか。残念ながら志望校に届かなかったときにどのような言葉をかけたらいいか、心構えや注意点も教えていただけないでしょうか。(東京都 50代男性)

今回の回答者は、教育アドバイザーの清水章弘さん

《回答》 可能性を信じ、選んだ道を「正解」に

まず、信じてあげてください。確率ではなく、可能性を。大学入学共通テストの結果を踏まえて志望校を決定なさったのでしょうか。「合格最低点に何点足りない」「合格可能性は何%」と、数字が無慈悲に現実を突きつけてくる中、そんなものとは無関係に「あなたには合格する可能性がある!」と信じきってあげることが、どれくらい本人の支えになることか。直前期も前日も当日も(帰宅後も!)、明るい声かけをお願いします。

また、環境づくりもご家族にお願いしたいところ。勉強のみに集中できるよう、それ以外の食事や睡眠をケアしてあげてください。あとは、生活もなるべく静かに、邪魔しないことです。大学受験生はもう半分大人。気になって「過去問どうだった?」「受かりそう?」と聞きたい気持ちもわかりますが、任せてあげましょう。表情を観察して、苦しそうな様子があれば「なにか手伝えることはある?」「必要なものがあれば言ってね」くらいで。本人が話してきたら、手を止めて顔をあげ、うなずきながら丁寧に話を聞いてあげてください。「そんなこと悩んでいる時間があったら勉強しなさいよ」というツッコミは心にとどめ、まずは傾聴。その後に「いまできることはなんだろう?」と背中を押してあげてください。

お悩み(清水)

とはいえ、全員が第1志望に合格することはできません。残念な結果だった時、どうするか。全力で共感・共振・共鳴するのはどうでしょうか。ご本人が泣いていたら、本気で悲しむ。互いの感情をこすりあわせるように。現実を受け止められそうになったら、初めて一緒に振り返りを。「なんで失敗したのか」と反省すると苦しくなるので、「この受験から何を学んだか」と未来に目を向けるのがおすすめです。できるようになったこともほめてあげてください。たとえば、「1日10時間も勉強できるようになったね」「英単語、これだけ覚えたね」などでしょうか。

大学受験を自信につなげてあげてください。誰もが「正解の道」を選ぶことはできませんが、新しい挑戦を続けることで、選んだ道を「正解に変える」ことはできます。いまの挑戦と受験後に始まる挑戦、どちらも応援しております。

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