企業入社難易度ランキング

「企業入社難易度ランキング」電機・電子 トップはソニー、2位は急成長のあの会社

2021.01.19

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井沢 秀
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大学入学時の難易度が高い、つまり地頭がよい学生は、就活でどのような企業を志望し、また企業は実際にどのような大学の学生を採用しているのか。大学通信は大学へのアンケート調査で収集している企業別就職者数と、大学入学時の偏差値を組み合わせて、「企業入社難易度」を算出した。業種別の今回は電機・電子。大学通信の井沢秀・情報調査・編集部部長が解説する。

採用人数が多く、採用大学は幅広い

電機・電子は大量採用をする企業が比較的多く、幅広い難易度の大学から採用する傾向が強い。そのため、入社難易度の上位36社のうち、すべての業種を合わせた入社難易度ランキングの総合順位で100位以内に入るのは5社にとどまる。

入社難易度が最も高いのはソニー。総合順位も31位と高い。ゲーム、半導体、音楽、金融、映画など多角的な事業を展開し、理系学生の人気が高い企業だ。2000年代に入って業績低迷が続いたソニーだが、大胆な事業リストラを進め、20年4~9月期の連結純利益が最高益になり、株価も高値を回復した。ゲーム分野では、昨年11月に発売されたプレイステーション5は、現在も入手困難な状況が続いている。

採用大学は、慶應義塾大(47人)、東京大(38人)、早稲田大(35人)、東京工業大(33人)、東京理科大(25人)など。理系学生からの人気の高さを反映して、国立と私立の理工系のトップ大学が上位に入っている。

2位のキーエンスは、収益力の高さや国内で最高水準の年収で知られる。自動運転などでニーズが高まっているセンサーや、測定器、タッチパネルなどの精密機器を開発・販売している。自社工場を持たない経営手法で、海外の売上比率が高い。一般的な学生の目にとまりにくいBtoB業種ながら、成長分野を担う優良性や給与水準の高さなどから難関大生の人気が高く、総合順位でも43位となっている。採用大学は、慶應義塾大(45人)、早稲田大(22人)、同志社大と法政大(各14人)、明治大と東京大(各11人)など。

3位は日本IBM。近年は米IBMが開発したWatson(ワトソン)を導入したAI(人工知能)や、クラウド分野に注力し、IT関連の製品やサービスを提供している。採用大学は早稲田大(51人)、慶應義塾大(40人)、東京大(27人)、明治大(24人)、京都大(16人)など。

IT業界では、最大手の富士通が5位に入っている。採用者数は早稲田大(82人)が突出しており、慶應義塾大(48人)、神戸大(32人)、横浜国立大(30人)、大阪大、北海道大(各28人)と続いている。NECは11位で、明治大(38人)、早稲田大(34人)、中央大(26人)、慶應義塾大、青山学院大、法政大(各23人)などからの採用が多い。

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