ハイスクールラプソディー

タレント・俳優 村井美樹さん 鉄道も歴史も“好き”が学びのエネルギー

2021.01.28

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中村 千晶
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知性派タレントとしてクイズ番組などで活躍する村井美樹さん。漢検や英検、世界遺産検定、江戸文化歴史検定など数々の検定にチャレンジし、鉄道や歴史など幅広い知識が武器でもあります。すべての素地は高校時代の経験からきているようです。

村井美樹

話を聞いた人

村井美樹さん

タレント・俳優

むらい・みき/1979年、京都府生まれ。大阪府立四條畷高校卒業後、早稲田大教育学部入学。大学在学中の2002年にテレビドラマでデビュー。俳優業のほか、「クイズプレゼンバラエティー Qさま!!」などで知性派タレントとしても活躍。漢検1級、英検2級、世界遺産検定2級、江戸文化歴史検定3級などを保有し、趣味は写真、鉄道、こけし収集、山登り、美術鑑賞など幅広い。1児の母。

どんな子ども時代でしたか?

京都府で生まれて、小3で大阪に引っ越しました。父は大手電機メーカーの研究員、母は英語講師で自宅でも教室を開いていました。子ども時代は活発で気が強く、男の子とケンカもしていました。小1のとき初めて「こどもミュージカル」の公演を見て、やりたいと思ったんです。両親がやらせてくれて、小2から中2まで毎週日曜日に稽古に通いました。年に1度クリスマス公演があり、「星の王子さま」と「ピーターパン」の主役に選ばれた経験が"演技体験"としていまも自分の根っこに残っています。「こどもミュージカル」は障害を持った子や不登校の子など多様な子が一緒に演じる場で、セラピーに近い部分もあったように思います。私も小5まではなんとなく学校のクラスになじめなかったので、そこが自分の居場所でした。

鉄道も歴史も“好き”が学びのエネルギー
写真/小黒冴夏(朝日新聞出版写真部)

高校は大阪府立四條畷。歴史のある学校ですね。

自由な校風に魅力を感じて進学したのですが、頭のいい子たちが集まってきていて、急に勉強がわからなくなってしまったんです。特に数学と物理が高2からちんぷんかんぷんで、次第に授業もまじめに聞かなくなり、教科書の下に「ガラスの仮面」を隠して読んでいました(笑)。

高校からは完全に"演劇少女"。中学には演劇部がなかったので「高校では絶対に演劇部に入る!」と意気込んでいました。でもいざ入部したら先輩が2人だけで、私ともう一人の新入部員でやっと4人。なんとか廃部を免れようと、外部の演劇祭に出場するなど必死にもり立てました。学校で舞台美術を作っていて深夜に帰宅し、両親にすごく怒られたこともありました。なぜそこまで演劇にハマったのか?と考えると、演じているときにフッと空を飛べるような、フワッと浮き上がるような瞬間があるんです。観客と自分が一体になって「いまその瞬間を生きている!」という感覚。それを追い求めていたんだと思います。高3で進路を考えたときも、演劇で有名な早稲田大を志望しました。

高校時代の村井さん(左から 2 人目/本人提供)
高校時代の村井さん(左から 2 人目/本人提供)

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