企業入社難易度ランキング

「企業入社難易度ランキング」自動車・精密機械・その他製造 1位オリンパス、トヨタに次ぐ車メーカーは…

2021.01.26

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井沢 秀
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大学入学時の難易度が高い、つまり地頭がよい学生は、就活でどのような企業を志望し、また企業は実際にどのような大学の学生を採用しているのか。大学通信は大学へのアンケート調査で収集している企業別就職者数と、大学入学時の偏差値を組み合わせて、「企業入社難易度」を算出した。業種別の今回は自動車・精密機械・その他製造。大学通信の井沢秀・情報調査・編集部部長が解説する。

玩具・ゲーム関連企業が上位に進出

自動車・精密機器・その他製造は、一般消費者向けのBtoC企業も多く、大学生が身近に感じる業種である。幅広い入試難易度の大学からエントリーがあることから、採用大学のすそ野は広く、企業の入社難易度は落ち着いている。すべての企業を対象とした総合順位で100位以内に入るのは、集計対象とした24社のうち、1位のオリンパスと2位のバンダイの2社のみだった。

入社難易度が最も高いのは、オリンパス。昨年6月にカメラ事業からの撤退を発表し、早くから開発した内視鏡を中心に医療事業に注力している。消化器内視鏡のシェアは世界の7割を占め、生物顕微鏡と工業用内視鏡も世界トップレベルのシェアを持ち、事業の好調さから難関大生に人気が高い。

採用者が多い大学は早稲田大(5人)、名古屋大、同志社大(各4人)、東北大、東京工業大、慶應義塾大(各3人)などとなっている。

精密機器では、ニコンが3位に入った。カメラ事業の不振から売り上げ減少が続いているが、採用大学の入試難易度は高く、東北大(6人)、東京大(5人)、東京工業大、早稲田大(各4人)、横浜国立大(3人)などとなっている。

6位に入ったのは、富士フイルムホールディングス(HD)子会社の富士ゼロックス。富士フイルムHDが2019年11月に、米ゼロックス社との合弁関係を解消し、富士ゼロックスを完全子会社にした。2021年4月からは社名を「富士フイルムビジネスイノベーション」に変更し、プリンターなどの製造販売とともにIT環境運用支援サービスに力を入れる。

採用大学は、明治大、早稲田大(各9人)、筑波大、立命館大(各8人)、青山学院大、慶應義塾大(各6人)などが上位に並ぶ。

玩具やゲーム関連企業も、2位バンダイ、5位任天堂などが上位に入った。

両社の採用大学は微妙に異なり、バンダイは早稲田大(10人)、関西学院大(6人)、立命館大(5人)、東京工業大(4人)、上智大、法政大、立教大(各3人)など総合大学が中心。任天堂は、東京工業大(7人)、武蔵野美術大(6人)、東京大、慶應義塾大(各5人)、筑波大、名古屋大、京都大、京都工芸繊維大、早稲田大、同志社大(各3人)など、芸術大学もしくは芸術系学部を持つ大学が上位にランクインしている。

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