企業入社難易度ランキング

「企業入社難易度ランキング」自動車・精密機械・その他製造 1位オリンパス、トヨタに次ぐ車メーカーは…

2021.01.26

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井沢 秀
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大学入学時の難易度が高い、つまり地頭がよい学生は、就活でどのような企業を志望し、また企業は実際にどのような大学の学生を採用しているのか。大学通信は大学へのアンケート調査で収集している企業別就職者数と、大学入学時の偏差値を組み合わせて、「企業入社難易度」を算出した。業種別の今回は自動車・精密機械・その他製造。大学通信の井沢秀・情報調査・編集部部長が解説する。

業種全体で日本大が2位と健闘

自動車で最高位は、4位のトヨタ自動車。自動車は採用数が多く、トヨタ自動車も採用判明数は477人にのぼるが、その中でも入社難易度は高い。地元の名古屋大と東京大からの採用が最多で32人。以下は東京工業大、慶應義塾大(各23人)、京都大(22人)など。2022年卒から技術系職種で大学推薦を廃止することにしており、採用大学に変化がみられるのか注目される。

自動車では日産自動車が9位に入り、採用大学は九州大(20人)、東京工業大(18人)、慶應義塾大(16人)、横浜国立大(14人)、東北大、早稲田大(各13人)など。ホンダは10位で、芝浦工業大、早稲田大(各23人)、東京工業大、九州工業大、東京理科大(各20人)などからの採用が多い。

7位にはヤマハが入った。採用大学は筑波大、慶應義塾大(各5人)、早稲田大(4人)、京都大、立命館大(各3人)など。

8位は印刷大手の大日本印刷。出版不況の中にあって、世界トップシェアのリチウムイオン電池用バッテリーパウチ、有機ELディスプレー関連商品、国内トップシェアのICカードや建装材など多彩な事業を展開している。採用大学は早稲田大(18人)、明治大(12人)、法政大(10人)、青山学院大(8人)、東京工業大、東京電機大(各7人)などとなっている。

印刷会社では凸版印刷が16位に入り、法政大(17人)、中央大(15人)、早稲田大(14人)、明治大(13人)、日本大(11人)などから採用している。

上位24社の大学別の就職者数は、早稲田大、日本大、同志社大、立命館大、東京工業大、明治大、九州大、名古屋大の上位8大学が100人を超えている。

これらの大学の中では、日本大が入試難易度に比べて2番目に多い就職者を出しているのが目を引く。その背景には、理工、生産工、工の三つの理工系学部を持つことが挙げられよう。日本大は自動車のみの集計では135人と最多。自動車の就職者数で日本大に続くのは、同志社大(101人)、早稲田大(97人)、九州大(90人)、名古屋大(89人)など。

業種別では、精密機器が早稲田大(23人)、同志社大(17人)、明治大、立命館大(各16人)、東北大、東京大、東京工業大、東京都立大(各14人)。その他製造は、早稲田大(59人)、法政大(34人)、明治大(33人)、東京工業大、立命館大(各27人)などとなっている。

(企業入社難易度の算出方法)

就職者数は、各大学へのアンケート調査と企業からのデータを使用した。未回答の大学は掲載していない。また、一部の大学は大学院修了者の人数を含んでいる。慶應義塾大は3人以上の就職者のみ公表。主要419社は、日経平均株価指数の採用銘柄に加え、会社規模や知名度、大学生の人気企業ランキングなどを参考に大学通信が選定した。
難易度は、駿台予備学校・共通テスト模試(合格可能性80%)を使用した。全データから、2部・夜間主コース、医学部医学科、歯学部歯学科、私立大共通テスト利用入試を除いた難易度の平均を学部平均難易度とし、その平均値を各大学の平均難易度とした。ただし、共通テスト利用入試のみの私立大は共通テスト利用入試のデータを使用した。
企業難易度は、大学の平均難易度×その大学からの就職者数を企業ごとに合計し、その企業の就職者数の合計で割り算した。同じ難易度で順位が異なるのは、小数点第2位以下の違いによる。就職者判明数が9人以下の企業と企業数が3社以下の業種は掲載していない。

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