どうなる中学・高校入試

絶対に「全敗」させない!(上) 笑顔の春を迎えるため、親の「おびえ」こそが大事

2021.01.28

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矢野 耕平
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2月2日までに「安全校」を確保しなければならないことが理解できただろう。3日以降は激戦になる可能性があるのだ。

加えて、「早期」に合格を確保するもう一つの大切な理由がある。

それは、親子が安定したメンタルで入試を最後まで乗り切るためだ。

1日午前・不合格、1日午後・不合格、2日午前・不合格、2日午後・不合格、3日午前・不合格……と悪い結果が延々と続くと、家庭内の雰囲気は暗くなり、4日目、5日目の入試に挑む気力が親子ともになえてしまうことがある。そうなれば、高倍率の難関を突破するのは至難の業であろう。

一方、進学をあまり想定していない「安全校」であっても、「合格」の知らせは親子ともにホッとするし、うれしいものだ。何より受験生本人が翌日以降の入試に気力をみなぎらせて臨むことができるだろう。わたしの観察する限りで言えば、2月4、5日の高倍率の入試で劇的な合格をつかみとれる受験生は、早期に「安全校」の合格を確保した子たちばかりだ。「合格証書」は受験生のそれまでの努力の「証し」である。合格によって確かな手応えと自信を得た受験生は、再び力強く走り出すことができるのだ。

絶対に「全敗」させない!(上) 笑顔の春を迎えるため、親の「おびえ」こそが大事

2021年度入試で難度が上昇するとみられる学校は?

ここで現時点(1月26日現在)の2021年度入試の出願者状況から、今年度、難度がぐんと上昇すると予測される学校を一覧にしたい。前年同日比で110%以上の出願のある学校を抽出している(各校の全入試回の合計人数)。

これらの学校を受験する親子は、これまでの「偏差値レベル」とは異なる入試になるという覚悟を持ったほうがよいだろう。「安全校」選定の参考材料にもなるかもしれない。

【2021年度の東京・神奈川私立中学入試で難度上昇が予測される学校一覧】
共学校 開智日本橋学園、かえつ有明、工学院大付、駒込、淑徳巣鴨、青稜、多摩大目黒、東京電機大、東京農大第一、日大一、日大二、法政大、明治学院、安田学園、関東学院、自修館、桐蔭学園、森村学園
男子校 高輪、獨協、日大豊山、明大中野、明法、鎌倉学園、サレジオ学院、逗子開成
女子校 大妻、晃華学園、実践女子学園、女子美術大付、玉川聖学院、東京純心女子、中村、日大豊山女子、富士見、山脇学園、カリタス女子、清泉女学院、日本女子大付

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