企業入社難易度ランキング

「企業入社難易度ランキング」建設・不動産 1位三菱地所、2位三井不動産、5位日揮HD…

2021.02.16

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井沢 秀
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大学入学時の難易度が高い、つまり地頭がよい学生は、就活でどのような企業を志望し、また企業は実際にどのような大学の学生を採用しているのか。大学通信は大学へのアンケート調査で収集している企業別就職者数と、大学入学時の偏差値を組み合わせて、「企業入社難易度」を算出した。業種別の今回は、建設・不動産。大学通信の井沢秀・情報調査・編集部部長が解説する。

不動産が上位4社を占める

建設・不動産の入社難易度ランキングの上位4社は不動産で、全企業を対象とした総合順位でも4社は50位以内に入っている。

トップは、丸ビル(丸の内ビルディング)に象徴される丸の内エリアの「再構築」を進める三菱地所。総合順位でも三菱商事に次ぐ2位だ。

約30棟の建物を所有する丸の内エリアを中心に、オフィスや商業施設の開発・管理運営、住宅やホテルの開発などを幅広く展開している。子会社のロックフェラーグループのあるニューヨークをはじめ、海外でも事業を行う。

売上高は三井不動産に首位を譲るが、入社難易度は上回る。採用大学は慶應義塾大(12人)と早稲田大(8人)で採用判明数の半数近くを占める。早慶以外で採用が多いのは、一橋大(5人)、東京大(4人)、京都大(3人)などで、入試難易度が55を下回る大学はない。

2位は業界最大手の三井不動産。東京ミッドタウンなどのオフィスビルや、ららぽーと、三井アウトレットパーク、コレド日本橋・室町などの商業施設を展開している。今年1月には東京ドームを連結子会社化し、周辺の再開発を手掛ける。海外でも、欧米の主要都市などで事業を行っている。

また、千葉県柏市で「環境共生都市」「健康長寿都市」などをテーマにした柏の葉スマートシティの開発や、豊洲(東京都江東区)の街づくりを進めている。昨年4月には、KDDIと次世代通信規格5Gを活用してオフィスビルのデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進することで合意した。

採用数の最多は東京大(12人)で、早稲田大(10人)、一橋大、慶應義塾大(各7人)が続く。採用大学は三菱地所より門戸がやや広く、21大学のうち入試難易度55以下の大学からも4大学(8人)を採用している。

3位には、ビル、住宅、不動産ファンド、保育など幅広く事業展開をする東京建物が入った。採用は、慶應義塾大(5人)、早稲田大(4人)以外の大学からは各1人。採用数が少なく、入試難易度55以下の大学がないことが、入社難易度が高い要因になっている。

4位は東急不動産。東急グループの一社で、同グループの本拠地である渋谷地区の開発を中核にするほか、マンション、ホテル、シニア住宅、フィットネスなどの幅広い事業を展開している。採用大学は、慶應義塾大(5人)、早稲田大、立教大(各3人)、東京大、神戸大、関西学院大(各2人)。

6位の住友不動産は、東京都内に業界トップの約230棟のオフィスビルを持ち、マンション供給戸数も6年連続で業界首位。採用大学は、慶應義塾大(6人)、早稲田大(5人)、愛知淑徳大(4人)、東京大、一橋大、京都大、大阪教育大(各2人)などとなっている。

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