国語のチカラ ~「読み、書き、表現」アップの鉄則~

中学入学前にやっておくべき学習は? 漢字、古典、多様な文章…

2021.03.02

author
南雲 ゆりか
Main Image

首都圏のほとんどの中学の入試が終了しました。ほっと一息つきつつも、今後の学習に向けて準備を始めている方も多いようです。中学以降は英語と数学の学習に重点が置かれますが、国語についてもしばしば相談を受けます。

そこで、中学入学前にどんなことをしておくとよいか、お話ししたいと思います。

中学入学後に新しく学ぶこと

中学入学後に新しく学ぶのは「口語文法」「古文」「漢文」です。

入学後の授業で一から教わりますが、興味のある方、何かやっておきたい方は、次のようなことを参考にしてみてください。

○口語文法
受験勉強をした方は初歩的な内容を習得しているので、取り組みやすいと思います。

ただ、中学1年か2年の間に口語文法を終わらせ、早めに古典文法の学習をスタートさせる私立中学が多く、進度は速いです。口語文法でつまずくと古典文法の習得にも影響しますから、苦手意識のある方は、塾で習ったことを見直しておくと安心です。

○古文・漢文
小学校の教科書にも「枕草子」の第一段「春はあけぼの」などが掲載されているので、音読したことがあると思います。小学生向けの「枕草子」の読み物も出ていますから、まずはそこから古文の文体や当時の文化などに触れるのもよいでしょう。

中学では、古文の学習の導入として「百人一首」を扱うことが多いようです。百人一首を覚えたことがなければ、学習マンガなどでも構わないので親しんでみてはどうでしょうか。

漢文についても、小学生向けの「論語」の本などを読み、言葉の調子や内容のおもしろさを味わっておくと、学習に興味がわくと思います。

今からやっておきたい漢字学習

中学校では、小学校のときのように学年ごとに学ぶ漢字が定められていません。2136字ある常用漢字のうち小学校で習った1026字以外の1110字が新たな学習の対象となります。未習の常用漢字の学習は今から始めることをおすすめします。

多くの中学校が校内で漢字検定を実施しており、早ければ中1の1学期に受検することになります。5級が小学校6年生修了程度ですから、4級、あるいは3級受検用のテキストなどを活用すると学習しやすいでしょう。

多くの漢字を学ぶことで、より難度の高い文章を読む力につながります。そして、自分で文を書くときにも漢字力は不可欠です。

新着記事